ラドン吸入器

ラドン吸入器とは

ラドン吸入器は、ラドンという気体を吸入できるようにする装置です。

温泉の一種であるラドン温泉 (放射能泉) に入浴をするとき、自然に気体のラドン (放射性物質) を吸入します。このときに気体を吸入することにも入浴 (いわゆる湯治) の意義があると考えられたことから、吸入器を運用するという発想が生まれました。すなわち、ラドン吸入器はラドン温泉の温泉地で実際に入浴しなくとも、ラドンを吸入できるようにする装置です。

ラドン吸入器の代表的な構造は、放射性鉱石から発生したラドンガスを空気ポンプによって送気し、吸入に用いるようにするものです。使用シチュエーションや目的に応じて、気体のラドンのみならず、酸素など他の気体を混合吸入できる装置や、加湿できるようにした装置も開発・提案されています。

ラドン吸入器の使用用途

ラドン吸入器は、温泉以外の場所で、ラドン温泉への入浴を模するために用いられます。

1. リラクゼーションサロンでの使用

想定される使用場所の一つは、リラクゼーションサロンなどです。ラドン吸入器の使用目的は、湯治による健康増進を模することであり、この点からラドン吸入器はリラクゼーション器具とも位置付けられます。ラドン吸入器を運用する必要性は、放射能泉であるラドン温泉が非常に限られた地域にしか存在せず、実際に入浴することが容易ではない点にあります。ラドン吸入器は場所を選ぶことなくラドンの吸入が可能であるため、リラクゼーションサロンに設置することで、温泉地へのアクセスが容易ではない課題を解決することができます。

2. 自宅など個人での使用

ラドン吸入器は、ガスを送気する機能だけに特化すれば小型にすることもできるため、簡単に持ち運ぶことができるサイズの吸入器も提案されています。このようなラドン吸入器は健康雑貨とも位置付けられ、個人用として自宅などで使用することも可能です。個人用のラドン吸入器は、場所に拘束されることなくラドン吸入を体験することを実現するものです。

次亜塩素酸水噴霧器

次亜塩素酸水噴霧器とは

次亜塩素酸水噴霧器は、空間や物体の除菌・消臭を目的として次亜塩素酸水を噴霧する器具です。

次亜塩素酸は、有機物を酸化することで除菌や消臭に役立つ化学物質です。次亜塩素酸水はその水溶液で、電気分解、次亜塩素酸ナトリウムに酸を加える、次亜塩素酸ナトリウムをイオン交換する、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムから発生させるなどの方法で作られます。

次亜塩素酸水のpHは弱酸性で用いられることが多く、アルカリ性による皮膚刺激がある次亜塩素酸ナトリウムより使いやすい性質を持っています。ただし物質を酸化する性質があるため、金属に錆などが発生する可能性に留意することが必要です。

除菌剤に共通する注意点として、人体に直接付着したり、直接吸い込んだりする状況での使用は推奨されておらず、人への曝露について注意が必要です。

次亜塩素酸水噴霧器の使用用途

次亜塩素酸水噴霧器は主に下記の用途で使用されます。

1. 衛生・清潔の維持

次亜塩素酸水噴霧器は、除菌や清潔を保つという広い目的で用いられます。次亜塩素酸が持つ有機物を酸化分解する性質から、具体的な効果としてウイルス対策・細菌対策・カビの防止が期待されます。また消臭・花粉対策・ダニ対策などの効果も期待され、さまざまな場面で利用されている状況です。

2. 空間噴霧用

空間噴霧用の噴霧器は、主に屋内空間の環境改善を意図して使用されます。具体的には、室内に浮遊するウイルスや室内に付着したウイルスの除去、および屋内の消臭が主な目的です。ただし空間噴霧の有効性については評価が難しいため、噴霧器のメーカーなどが工夫を凝らして性能試験を行っているのが現状です。

現時点では一律の評価基準がないため、期待した効果が得られそうかどうかは使用者の責任で判断する必要があります。

3. スプレー型

スプレー型の噴霧器は、主に屋内の特定の対象物の除菌や清潔を保つ目的で用いられます。水回りの消臭に用いられることもあります。スプレー型を使用する際は、酸性洗浄剤など酸性の物質との接触により急速に塩素ガスが発生する危険性があるため、取り扱いに細心の注意が必要です。

業務用除菌洗剤

業務用除菌洗剤とは

業務用除菌洗剤とは、洗浄と除菌を同時に行う業務用の洗剤です。

洗浄剤である界面活性剤に加えて、洗浄助剤 (水軟化剤・pH緩衝剤である塩類や金属封鎖のためのキレート剤) 、除菌剤 (次亜塩素酸ナトリウムや過炭酸ナトリウムなど) を加えたものがあります。また界面活性剤自体が除菌効果を持つもの (塩化ベンザルコニウムやジメチルラウリルアミンオキサイドなど) 、除菌効果を持つ界面活性剤と洗浄効果が高い界面活性剤を混合したものもあります。

洗浄対象に応じて洗浄剤の成分や液性 (酸性・中性・アルカリ性) を選択し、期待する効果によって除菌剤の種類を考慮する必要があります。ウィルス除去が可能とされている製品とそうではない製品があります。菌の種類については、有効とされる種類が製品情報に示されている場合があります。

業務用除菌洗剤の使用用途

業務用除菌洗剤は、清潔さが求められる場所の洗浄や清拭に使用されます。細菌やウィルスが付着しやすい表面汚れの除去を効率よく行い、同時に除菌を行えるため、衛生管理に有益な製品であり、以下のような業界で使用されます。

なお除菌効果の表示は、代表的な条件におけるテストの結果であり、すべての菌やウィルスを除去できることを保証しているわけではないことに注意が必要です。

1. 飲食業や食品製造業

飲食業や弁当・惣菜類の加工を行う厨房や、食品製造工場の作業室で用いられています。

特に作業台・冷蔵庫・ベルトコンベア・食品加工機器・床・排水溝などといった設備や、調理釜・まな板・包丁・ふきんなどの調理器具の洗浄と除菌に使用されます。

2. 医療機関

医療機関の建物内の清掃 (環境清掃) に用いられる場合があります。診察室・病室・廊下・待合室・トイレを含む建物内の全てが清掃対象です。

人が触れる場所の清拭や水回りの洗浄を行います。環境清掃は、医療機関内の環境を衛生的に保ち、医療機関内での感染症の伝播を未然に防ぐために重要です。

シーリングライト

シーリングライトとは

シーリングライトとは、居室の天井に直接設置する照明器具です。

「シーリング」は天井の意味であり、吊り下げ型ではないことを強調した名称となっています。製品の多くは薄型で、天井の高さを際立たせながら、部屋全体を明るく広く照らすことができる特徴があります。

多くの場合、居室の主な照明であり、部屋の中央付近に設置するものです。取り付けには、あらかじめ天井に設置された引っ掛けシーリングという器具を利用します。引っ掛けシーリングは、照明を吊り下げる機能と電源の確保を兼ねた器具で、シーリングライト全体を容易に交換することを可能としています。

シーリングライトの用途

シーリングライトの用途は、屋内照明です。

最も多く用いられるのは、リビング (居間) の照明です。リビングは住人自身が寛ぐ、あるいは来客をもてなす場であるため、目的に応じてライト全体のデザインや、光源の演色を吟味して製品が選択されることが多くなっています。

以下に詳細な使われ方と使用目的を記載します。

天井を高く見せる

リビングの照明としてとらえた場合、シーリングライトは演出面においては照明位置が高いために圧迫感がない点、部屋をまんべんなく照らすことができる点で優れています。

シンプルな意匠で部屋全体の雰囲気を演出する

シーリングライトは天井に直接設置するため、形状面での意匠の自由度については制限があります (これに対して、例えば吊り下げ式であればシャンデリア型にするなどの自由度があります) 。そこで部屋全体の雰囲気で訴求することが重視されており、明るさの調節や演色性で工夫が凝らされた製品が多くあります。

結果として、シーリングライトはシンプルなデザインながら多様な光による演出ができることが特徴となっています。多様な調光を制御するため、多くの製品で電波や赤外線などによるリモートコントロールを採用しています。

優れた実用性に期待して

シーリングライトは天井に密着したデザインであるため、埃がたまる場所がなく、掃除が容易です。また、引っ掛けシーリングを使用して設置するため、模様替えのときにライト全体を交換することが容易となっています。このように、シーリングライトは生活するうえでの実用性が高い製品となっています。

炭化装置

炭化装置とは

炭化装置とは、有機物を単体炭素の状態に変化させる装置です。

特に廃棄物の処理方法として注目されています。生ごみなどの有機廃棄物は、大部分が焼却により処分されていますが、焼却に伴って二酸化炭素が発生する点で環境に好ましくありません。そこで、燃焼によらず減容でき、生成物の再利用もできる方法として、炭化が関心を集めています。

実用化されている炭化装置の一つは、木炭を作る工程と同様に炭化炉で蒸し焼きにするタイプです。酸素がない条件で加熱すると、有機物は二酸化炭素とならずに熱分解していき、最終的には炭素だけが残ります。

加熱のみに頼らない方法として、触媒を用いる方法も運用されています。実用化されている触媒は、スルホン酸系の触媒です。加熱による熱分解よりも低温 (100から200 ℃) での処理を可能とするものです。

炭化装置の使用用途

一般廃棄物や産業廃棄物の一部 (紙、布、プラスチック、汚泥など) の減容化、有害物質の固定化、資源化などがあります。

1. 廃棄物の処理

炭化装置は、廃棄される有機物を処理し、炭の状態に減容することに用いられています。有機物は、木材、食品残渣、下水汚泥、生ごみや一般ごみ、産業廃棄物などです。

有機物中の炭素は、焼却法においてはすぐに二酸化炭素として大気中に放出されてしまいますが、炭化処理では、有機物中はいったん炭の状態となります。炭には燃料以外の利用法もあるため、二酸化炭素の発生を制御することができると考えられています。また、炭化処理を行った場合、生成する炭は化学的に安定であり、劣化することがないため、扱いやすく衛生的であることは廃棄物処理法として優れた点です

2. 環境・エネルギー業界

間伐材、農業残渣、食品残渣、下水汚泥といった様々なバイオマスを炭化し、高効率な固形燃料である「バイオ炭」を生産し、バイオマス発電などで活用されます。再生可能エネルギーの供給源として、また大気中の炭素を土壌に固定する手段として、脱炭素社会の実現に貢献します。

3. 農業・畜産業界

農業残渣 (稲わら、もみ殻、剪定枝など) や家畜糞尿の処理に利用されます。これらの有機性廃棄物を炭化することで、悪臭の抑制、減容化が図れるだけでなく、生成されたバイオ炭を土壌改良材や肥料として再利用し、持続可能な農業を推進します。

ノルマルパラフィン

監修:SPC Japan株式会社

ノルマルパラフィンとは

ノルマルパラフィンとは、炭素数20以上の直鎖型飽和炭化水素から成る溶剤です。

主に石油または植物油から精製によって製造されます。ノルマルパラフィンは炭化水素系溶剤であり、その特徴として、金属の腐食性が少なく、毒性が低い点が挙げられます。また、適度な揮発性があり、蒸留による再生が容易なため、工場などでリサイクルしながらの運用が可能です。さらに、炭素数が多いため(高分子量であるため)、溶剤類の中では比較的引火点が高く、安全性が高いです。匂いが少ないことも特徴です。

類似する溶剤であるイソパラフィンと比較すると、ノルマルパラフィンは沸点範囲が狭く、蒸留しやすい特徴があります。このため、使用後の回収が容易である点で優位性があります。また、沸点範囲が狭いことは、乾燥工程を構築する上でも有利に働きます。

ノルマルパラフィンの使用用途

ノルマルパラフィンは、洗浄用溶剤を中心に様々な用途に用いられています。

1. 洗浄溶剤

機械油を洗浄し除去する工程によく用いられています。脂溶性が高いため、油を洗い落とす洗浄力が高い特徴があります。また、粘度が低いために浸透性が高く、洗浄に適しています。一方で沸点範囲が狭いため、最適化した温度での乾燥が容易となっています。

2. 希釈溶剤

塗料の溶剤や油性インクの溶剤に用いられています。また、廃水処理用の高分子凝集剤を分散する溶剤としても用いられています。ノルマルパラフィンは、有機溶剤の中では低毒性で自然界での分解性に優れており、この特徴のため幅広い分野において希釈溶剤として活用されています。

3. 潜熱蓄熱材

ノルマルパラフィンは化学的に安定であり、流動性のノルマルパラフィンと固形パラフィンを混合することで任意の融点のパラフィンを作ることができます。融点付近で得られる融解・凝固熱を利用し、冷暖房の昼夜の負荷を平準化する潜熱蓄熱材の素材に用いられています。

本記事はノルマルパラフィンを製造・販売するSPC Japan株式会社様に監修を頂きました。

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600Vビニル絶縁電線

600Vビニル絶縁電線とは

600Vビニル絶縁電線とは、ポリ塩化ビニル樹脂の絶縁被覆を施した屋内配線用の電線です。

600Vまでの電圧に対応し、Indoor Vinylを表すIV線とも呼ばれます。IV線の耐熱性は60℃ですが、より高温 (75℃まで) に耐える600V二種ビニル絶縁電線もあり、この略称はHeat-resistant Indoor Vinylを意味するHIV線です。また、電気機器に用いるものを電気機器用ビニル絶縁電線 (KIV線) と呼ぶこともあります。

導体の心線は銅線 (硬銅線または軟銅線) であり、線の構造は単線または撚線です。被覆の塩化ビニルの性質から、耐油性、耐水性に優れています。心線と被覆の性質から柔軟性 (折り曲げやすさ:可撓性) にも優れています。

600Vビニル絶縁電線の使用用途

600Vビニル絶縁電線は、600V以下の低圧屋内配線に使用されます。屋内使用するうえで、塩化ビニルが難燃性であるのは材料として一つの優れた点です。可撓性に優れる性質から、屋内配線の工作に最適です。また、被覆の性質から着色に有利であり、様々な色の製品が販売されています。そのため、配線を色分けして識別するのに便利です (例えばアース線には緑が用いられます) 。

ただし、一重のビニル被覆のみを用いているため、機械的な耐久性には乏しく、屋内で固定された配線に使用されます。また、アース線を除いては配線を露出させない配線方法が必要です。屋外使用や移動させての使用には、多重被覆を行い機械的強度を高めたケーブルが必要となります。

IV線・HIV線、KIV線 (KIV線にも耐熱60℃と75℃があります) は日本産業規格 (JIS) に規格が登録されており、規格に沿った製品を入手可能な状況です。以下に、それぞれに特徴的な用途を示します。

1. 建築物内や一般電気工作物の配線

IV線の用途は、主に接地用の電線や、照明器具同士を接続するなどの渡り線、制御盤やスイッチ・コンセントなどの建築物内の配線です。また、IV線は一般電気工作物・電気機器用配線にも利用されています。

2. 耐熱性を要する配線

HIV線は600V以下が対象である仕様は変わりませんが、耐熱温度に優れるため、周辺温度や電流による発熱を勘案し、耐熱性を要する配線に使用されます。電流由来の発熱がある程度許容されるため、使用する電流を大きくとることが可能になっています。

3. 電気機器の内部配線

KIV線は電気機器の内部配線に使用されます。600Vビニル絶縁電線は銅線と塩化ビニルからなり、鉛を含まないため、鉛の規制に対応した電気機器として組み上げることが可能となります。

健康食品OEM

健康食品OEMとは

健康食品OEMとは、委託元ブランドでの販売を前提に、健康食品を開発・製造するサービスです。

OEMはOriginal Equipment Manufacturingの略称で、製造受託した会社ではなく、製造委託した会社のブランドでの販売のために受託製造することをいいます。

健康食品は粉砕・成型などの工程や品質管理で製造のハードルが高い状況です。また、健康食品の素材には、調達先が限られるものもあります。食品に機能を表示するには、保健機能食品制度を利用し、国が定める表示方法に従う、国に届け出を行う、国の許可を得るなどの対応が必要です。このように健康食品の開発・販売は複雑な業務を伴いますが、健康食品OEMを活用することにより、初期投資を抑えて自社ブランドの健康食品を販売することが可能となります。

健康食品OEMの使用用途

健康食品OEM活用の用途・目的の例を以下に掲げます。

1. 初期投資の削減

自社のみで健康食品事業を開始するには、食品を製造する設備、カプセル等の適切な形に成型する設備、原材料を保管する設備など、製造設備に莫大な投資が必要です。OEM製造を行うことで、このような初期投資を抑えながら自社ブランドでの販売が可能となります。

2. 自社工場を持たないことによる効率化

設備の初期投資に加え、維持費が不要となります。さらに、工場を持たないことにより、原料在庫を直接管理する必要がなくなります。また、生産を集約しているOEM先では、複数のプロジェクト間で原料を融通することができるため、この点でも在庫リスクや管理コストを削減することができます。

3. 人件費の削減

開発・製造・販売の一部または全部を委託することで、自社でこれらの人材を確保する必要がなくなります。製造オペレーションを担う多数の人材や、素材の開発、製造法の構築、適正表示・届出・許可取得、販路の開拓などの専門的な業務を行う人材の一部を削減することで、人件費を節約して事業を展開することが可能となります。

4. 受託企業の開発・製造ノウハウの活用

受託企業の業態はさまざまですが、特殊な素材の製造に強みがある、開発・販売に慣れているなど、企業の特徴があります。特徴に応じた委託を行うことで、自社内にノウハウがなくとも、健康食品の開発・製造・販売を行うことが可能となります。

なお、保健機能食品は事業者の責任において、科学的根拠に基づき特定の保健の目的が期待できる旨を記載するもので、疾病の治療や予防のために摂取するものではありません。そのため、表示にあたっては、医薬品と誤認させる、疾病に関連させる表示はできないことになっています。

ストレスチェックシステム

ストレスチェックシステムとは

ストレスチェックシステムとは、職業性ストレスのチェックを支援するシステムです。

多くの場合、オンラインの質問票調査システムを中心とした、ストレスチェック対応の総合サービスとして提供されています。

ストレスチェックは、労働者の心の健康の保持増進を図る活動の一環として、仕事や職業生活に関連する心理的な負担の程度を把握するもので、具体的な方法は対象となる労働者本人に対する質問票調査です。質問票の収集や結果の通知は個々に実施し、分析はプライバシーに配慮しながら行うため、大きな労力がかかります。

オンラインシステムを含む総合サービスとして構成されたストレスチェックシステムは、このストレスチェックの各過程をオンラインのプラットフォームで支援し、実施する労力の低減と情報セキュリティの向上を図ります。

ストレスチェックシステムの使用用途

ストレスチェックシステムは労働安全衛生法で定めるストレスチェックに用いられるものです。回答の分析結果を労働者本人に通知することで、自身のストレスの状況について気づきを促したり、集団に対して検査結果を分析して職場環境の改善につなげたりする意義があります。さらに、労働者が自身のストレス状況を自覚することにより、自己管理を工夫したり、自ら適切なケアを受けられるようになったりします。一方、雇用者側における意義は、職場全体から収集した情報を職場の改善につなげることです。

ストレスチェックシステムの使用用途を、特にオンラインシステムを用いる意義や、システムへの期待に言及しながら以下にまとめます。

1. ストレスチェック業務の効率化・セキュリティ強化

ストレスチェックは重要な活動ですが、質問票の管理、労働者への説明・案内、得た結果の管理などで事務局に大きな負担をかけることになります。また、人の手で情報を扱う場合は、プライバシーの保護も大きな課題です。さらに、事後対応としても高ストレス者のケアや医師の面談の調整など、多くの活動が必要で、実施側の負荷は高い状況です。 ストレスチェックシステムは、説明・案内・質問票の提示と回答・結果の集約・データの保全・事後対応のメール連絡などをオンラインに移すことにより、事務局の負担を軽減し、ストレスチェックを効率化するとともに、情報セキュリティを強化します。

2. ストレスチェックの実効性の強化

例えば紙の質問票を手作業で処理する場合、少人数のスタッフではデータを分析しきれず、情報が埋もれる可能性があります。この場合に、解析機能を備えたオンラインプラットフォームに移すことにより、職場改善につなげることが容易になる効果があります。また、ストレスチェックと健康診断結果を連携できるサービスもあり、この場合には、より労働者の健康の実態を踏まえた対応が可能です。このようなシステムの支援によって、ストレスチェックの実効性を高めることができます。

コロニーカウンター

監修:株式会社セントラル科学貿易

コロニーカウンターとは

様々なコロニーカウンター

コロニーカウンターとは、主にシャーレ上で培養・生育された微生物が形成するコロニーの数の計数 計測 (カウント) を自動で行う、あるいは目視によるカウントを援助する装置です。

コロニーカウンターには、サンプル画像を撮影してコロニー数を自動でカウントするタイプ (自動コロニーカウンター) 、サンプルを培養しながら画像撮影を行い経時変化でコロニーが形成された箇所を自動でカウントするタイプ (培養機能付き自動コロニーカウンター) 、シャーレ上をペン等で手動マーキングしカウントするタイプ (マニュアルコロニーカウンター) などがあります。

自動コロニーカウンターは、多数のコロニーを含むシャーレ1枚に対し1画像として自動解析するため、微生物検査を劇的に省力化することができます。一方、マニュアルコロニーカウンターは、検査を行う人が目視で、ペンなどを使用してコロニーを手動マーキングすることで自動的に計測されます。数え間違いがなくなり、検査の効率化に貢献します。

コロニーカウンターの使用用途

コロニーカウンターの代表的な用途は、生菌数を把握する目的の試験・検査です。

リアルタイム自動コロニーカウンター

図2. リアルタイム自動コロニーカウンターのイメージ

使用される分野の例を以下に示します。

  1. 食品・飲料:食品、食品原料、食品添加物、飲料、飲料水などの細菌数検査、食中毒検査に用いられます。
  2. 環境:環境水や土壌などの微生物検査に用いられます。
  3. 医療・衛生:細菌感染が疑われる人から採取された検体の細菌検査に用いられます。
  4. 研究:薬剤や抗生物質が微生物の増殖を抑制する効果を研究する場合など、微生物を用いた試験研究で、寒天培地を使用する場合に用いられます。

培養法による微生物検査は、簡易的な設備でも実施できることが一つの特徴です。そのため、検体数が少なく手動が前提の状況がある一方で、試験所・検査所など多数の検体を集約して試験・検査する状況もあります。また、試験や実験の目的によっては、細菌の分離や同定が主であり、計数する操作の頻度が少ない場合もあります。そのため、用途に加えて、試験・検査・実験の規模や計測作業の頻度を勘案することが、業務実態に適した装置選定において重要です。

AI機能搭載モデル自動コロニーカウンター

図3. AI機能搭載モデル自動コロニーカウンター

本記事はコロニーカウンターを製造・販売する株式会社セントラル科学貿易様に監修を頂きました。

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