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加賀東芝エレクトロニクス株式会社
会社概要
加賀東芝エレクトロニクス株式会社は、石川県能美市に拠点を置き、個別半導体と呼ばれる電子部品をウエーハの製造から完成品の製造まで一貫して行なう企業である。
1984年に、東芝デバイス&ストレージ株式会社が100%出資する会社として設立し、1986年に操業開始。1991年には、クリーンルーム棟を完成させ、チップ生産スタート。又、タイにて初の海外生産開始。2010年、組立生産累計総数1,000億個突破。
個別半導体の中でも、「信号処理半導体」と「パワー半導体」をメインに開発・製造している。
取り扱い製品は、大きく3つのカテゴリーに分類・整理できる。
一つ目「トランジスタ」類には、大電力を扱えるよう開発され、高速スイッチング特性や高破壊耐量などの特長がある「パワーMOSFET」。高耐圧、大電流の定格ラインアップがあり、モータドライブ、無停電電源装置、電力変換回路等に使用される「IGBT」。スイッチングや増幅などの基本素子の特徴がある「バイポーラトランジスタ」。そして低歪、低雑音、高ESD耐量など基本性能が優れる「高周波トランジスタ」の4つの代表的製品が挙げられる。
二つ目の「ダイオ-ド」類には、整流用ダイオード、ツェナーダイオード、スイッチングダイオード、高周波ダイオードなど幅広い製品群があり、FRDと呼ばれる、高速動作ができるダイオードもある。
三つ目の「IC」類には、汎用CMOS標準ロジックの一部を超小型パッケージに搭載した「 L-MOS」。入出力間をリニアに制御する電源ICの「シリーズレギュレータ」があげられる。