エンドリンについての概要、用途、原理などをご説明します。また、エンドリンのメーカー7社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
エンドリン(Endrin)とは、ディルドリン(Dieldrin)と立体異性体の関係にある白色結晶です。ナフタレンが基本となっている環状構造を持つ塩素化環状ジエン化合物(C12H8Cl6O)です。
本製剤は、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の第一種特定化学物質に指定されており、製造、輸入、使用が規制されています。
安全性については、化学物質安全性点検結果から難分解性かつ高濃縮性である既存化学物質です。
毒物及び劇物取締法において、毒物に指定されています。健康に対する有害性として、急性毒性(経口と経皮)と特定標的臓器毒性(単回ばく露:神経系、肝臓、腎臓、反復ばく露:神経系、肝臓)について調査されています。
アメリカやヨーロッパ同様に日本国内においても、食品に残留する基準値が設定されています。
エンドリンの使用用途ですが、主に有機塩素系の殺虫剤および殺鼠剤として用いられていました。粉剤、粒剤、水和剤として販売されており、水に希釈して散布していました。
本剤の主な適用農作物には、果樹や野菜類がありましたが、農薬取締法において販売禁止農薬に指定されています。また、ネズミ類にも使用されていましたが、POPs 条約規制対象物質であるため、その使用は制限されています。
本剤の作用ですが、害虫のGABA 受容体に作用することによって、神経が過度に興奮して痙攣が生じます。この作用が殺虫効果につながると考えられています。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社