【2022年版】硫化リチウム メーカー5社一覧
硫化リチウムについての概要、用途、原理などをご説明します。また、硫化リチウムのメーカー5社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。硫化リチウム関連企業の2022年11月注目ランキングは1位:株式会社高純度化学研究所、2位:キシダ化学株式会社、3位:富士フイルム和光純薬株式会社となっています。
硫化リチウムとは
硫化リチウムとは、リチウムの硫化物です。
化学式はLi2Sで表されます。
別称としては、硫化二リチウム、チオビスリチウム、ジリチオスルフィドがあります。
通常無色～白色の粉末状であり、卵の腐ったような独特の臭気、いわゆる腐卵臭があります。注意点としては、腐食性があり、目や皮膚に接触すると炎症や痛みが生じます。
不燃性ですが、加熱により二酸化硫黄や硫化水素が発生します。酸類との接触でも硫化水素を生じます。また、水に溶けやすいが加水分解しやすく、潮解性があります。水との接触時には発熱を伴い、水溶液はアルカリ性を示します。水溶液は硫黄を溶解し、Li2S2、Li2S4といったポリ硫化物を生じます。
硫化リチウムの使用用途
硫化リチウムは、全固体電池における正極活物質および固体電解質として有望視されています。
近年、電子機器の発達に伴い、二次電池の高密度化、安全性向上が求められており、現行のリチウムイオン電池（LiB）を代替する次世代二次電池の研究開発が進められています。そこで注目されているのが全固体電池であり、なかでも特に期待を集めているのが全固体リチウム-硫黄電池（LiSB）です。
全固体リチウム硫黄電池が実用化されると、ポータブル電子機器だけでなく電気自動車や航空機といった用途拡大が期待されます。
参考文献
https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20211028_2/
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20170524/index.html
硫化リチウムのメーカー5社一覧
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
- 標準
- 従業員数順
- 資本金の大きい順
- 設立年古い順
- 設立年新しい順
硫化リチウムのメーカーランキング
*一部商社などの取扱い企業なども含みます2022年11月の注目ランキングベスト5
注目ランキング導出方法| 順位 | 会社名 | クリックシェア |
|---|---|---|
| 1 | 株式会社高純度化学研究所 | 29.3% |
| 2 | キシダ化学株式会社 | 24.4% |
| 3 | 富士フイルム和光純薬株式会社 | 24.4% |
| 4 | 林純薬工業株式会社 | 12.2% |
| 5 | シグマアルドリッチジャパン合同会社 | 9.8% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年11月の硫化リチウムページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
- 富士フイルム和光純薬: 1,575人
- キシダ化学: 247人
- 林純薬工業 : 238人
設立年の新しい会社
- シグマアルドリッチジャパン: 1978年
- 高純度化学研究所: 1956年
- キシダ化学: 1924年
歴史のある会社
- 林純薬工業 : 1904年
- 富士フイルム和光純薬: 1922年
- キシダ化学: 1924年
