【2021年版】アルゴンガス5選 / メーカー13社一覧

アルゴンガスのメーカー13社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


アルゴンガスとは

アルゴンガス

元素番号18番。記号はAr。

語源はギリシャ語の「怠け者」を意味し、非反応性の特徴を指しています。

非常に少数の化合物を形成しています。

アルゴンは、不活性雰囲気を作る際に使用されます。

チタンや他の反応性元素の製造にもこのように使用されています。

また、溶接部を保護するために溶接工によって使用され、フィラメントを腐食させる酸素を止めるために白熱電球にも使用されています。

アルゴンは希ガスの中で最も多く(空気中では0.93%v/v)存在するため、酸素との共存が問題となります。

アルゴンガスの使用用途

アルゴンは、溶接された金属が酸化しない不活性雰囲気を提供します。


アルゴンは、蛍光管や低エネルギー電球に使用されています。

低エネルギー電球にはアルゴンガスと水銀が含まれている場合があります。

スイッチを入れると放電がガスを通過し、紫外線を発生させます。

その紫外線によって電球の内面のコーティングが活性化され、明るく光ります。

二重ガラスの窓は、窓ガラスの隙間を埋めるためにアルゴンを使用しています。

高級車のタイヤには、ゴムの保護やロードノイズの低減のためにアルゴンを入れることがあります。

アルゴンガスの原理

アルゴンは無色無臭のガスで、他の物質には全く不活性です。

不活性ガスとは、与えられた条件の下で化学反応を起こさないガスのことです。

一般に不活性ガスは、試料と空気中の酸素や水分との酸化反応や加水分解反応で起こる劣化を促進させる化学反応を避けるために使用されます。

ただし、希ガスでも特定の条件下では反応させることができます。

精製されたアルゴンや窒素ガスは、天然の豊富さ(空気中のN2が78.3%、Arが1%)とコストの低さから、不活性ガスとして最も一般的に使用されています。

18族元素には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドンがあります。

価数殻の一般的な配置は、ns2np6です。

これらの元素はすべて大気中で気体の状態で存在します。

アルゴンは酸素とほぼ同じ溶解度を持ち、水には窒素の2.5倍の溶解度を持っています。

アルゴンは空気よりも熱の伝導率が低いため、ガラスとガラスの間の隙間にアルゴンを入れることで、より良い断熱効果が得られます。

アルゴンガスの危険性

アルゴンガスは、通常使用する場合、危険性の低い物質といえます。アルゴンは空気中に約1%含まれており、私たちも呼吸によって酸素や窒素と一緒に吸入しています。アルゴン自体に毒性はなく、低濃度であれば、吸入しても影響はありません。一方、高濃度で吸入すると窒息する危険性があるので、高濃度になる環境は避ける必要があります。

アルゴンは不活性ガスなので、通常の環境で他の物質と反応することはほとんどありません。また、不燃性なので、火災等に繋がるおそれも少ないといえます。

ボンベに充填された状態で取り扱うことが多いので、ボンベからの漏洩によって、室内のガス濃度が高濃度になる危険性があります。その際はすぐに漏洩元を止めること、室内の換気を充分に行うことで改善することができます。また、液化アルゴンを取り扱う場合、アルゴンが気化する際の反応によりボンベ自体が非常に冷たくなるので、素手で触れると凍傷などの危険性があります。その際は、保護具を使用することで安全に取り扱うことができます。

アルゴンガスのボンベ

アルゴンガスは通常、ボンベに充填された状態で販売されています。ボンベの種類としては、一般容器、極低温容器などがあります。アルゴンガスの製造や販売については、高圧ガス関連の資格が必要になりますが、ガスボンベの使用については特に資格は必要ありません。

一般容器では、アルゴンは気体状態で14.7MPaもの高圧で充填されています。ボンベの大きさとしては、アルゴンの充填量で7000L、1500L、500Lなどがあります。7000Lのボンベで約60kgほどの重量があるので、持ち運びや運搬には注意が必要です。

極低温容器では、アルゴンは液体状態で充填されています。一般容器よりも充填されているアルゴンの量が多いので、大量に消費する場合に適しています。また、ボンベを交換する頻度が減少するので、コストを抑えることができます。ボンベの大きさとしては、127000Lや360000Lのものがあります。かなりの重量があるため、持ち運びや運搬には販売業者や専門の業者への依頼が必要になります。

参考文献
https://www.airgas.com/resources/gases101/argon
https://shinko-airtech.com/gasliquid_Ar.html
http://daitoh-mg.jp/2012/04/liquid-gas-container.html
http://www.iwasaki-sanso.jp/wp/wp-content/uploads/2017/04/MSDS_Ar_Gas_iwasaki-sanso.pdf

アルゴンガスのメーカー情報

アルゴンガスのメーカー13社一覧


アルゴンガスのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 大陽日酸株式会社
  2. 2 株式会社サイサン
  3. 3 岩谷産業株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 神鋼エアーテック株式会社
  2. 2 AIR PRODUCTS INDUSTRY CO.,LTD.
  3. 3 株式会社いちたかガスワン

歴史のある会社

  1. 1 大陽日酸株式会社
  2. 2 福岡酸素株式会社
  3. 3 エア・ウォーター株式会社

アルゴンガス5選

アルゴンガス

福岡酸素株式会社

特徴

福岡酸素株式会社のアルゴンガスは、様々な企業へ届けられ、金属加工分野、半導体製造分野、分析用標準ガスなど多方面に利用されています。

ガスは、圧縮断熱膨張によって超低温の液体空気に変化させて、精留塔で分離精製して製造しています。

工業用途ではステンレスをはじめ金属のアーク溶接がよく利用され、半導体分野では半導体基板材料のシリコンウエハー製造工程等に利用されています。

供給方法には、ボンベ、ボンベを集めたカードル、可搬式超低温容器のLGC及びタンクローリーなどがあります。

福岡酸素株式会社の会社概要

製品を見る

アルゴン

神鋼エアーテック株式会社

特徴

神鋼エアーテック株式会社のアルゴンガスは、様々な市場へ供給されています。

鉄鋼・鉄以外の金属・冶金市場、溶接市場、半導体市場、封入市場、分析市場、金属成形市場で用いられ、製造は深冷分離装置で液化・分留される他に使用後の排ガスからの回収も再利用されます。

金属、合金、セラミックス等を成型する時に用いる熱間等圧加圧法「HIP」は、アルゴンを使用することで原料の酸化・窒化を防ぎます。

供給形態は、ボンベの様な一般容器、LGC/ELFの様な極低温容器、ローリー/CEの様な貯槽タンクです。

神鋼エアーテック株式会社の会社概要

製品を見る

アルゴン

昭和電工ガスプロダクツ株式会社 アルゴン 画像出典: 昭和電工ガスプロダクツ株式会社公式サイト

特徴

昭和電工ガスプロダクツ株式会社のアルゴンガスは、一般工業用へ供給されています。

アルゴンアーク溶接、ステンレスやアルミニウムの溶接、シリコン製造、製鋼の攪拌及び脱ガスAOD精錬、蛍光灯や電気等の封入ガスに用いられます。

ISO9001規格、ISO14001規格、高圧ガスメーカーでは当時国内初のFSSC22000規格の認証登録をされています。

載積・充填量別に、7 ~10 Tはローリー供給、201 ㎏はLGC(175 L)供給、7 Sm³はボンベ、140・175・210 Sm³はカードルです。

昭和電工ガスプロダクツ株式会社の会社概要

製品を見る

アルゴン

大陽日酸株式会社

特徴

大陽日酸株式会社のアルゴンガスは、溶接、半導体、鉄剛などに雰囲気用ガスとして、金属精錬用などには大量供給をされています。

溶接用シールドガス「サンアーク」と、アルミニウム溶湯処理精製ガス「アルブレンド」も製造されています。

必要とされる量や用途に応じて、パイプライン、タンクローリ、シリンダー等の様々な供給形態が可能です。

半導体の基板となるシリコン単結晶製造(CZ法)にも使われ、分析機器のキャリアガスや照明用封入ガスにも使用されます。

大陽日酸株式会社の会社概要

製品を見る

アルゴン

エア・ウォーター株式会社

特徴

エア・ウォーター株式会社のアルゴンガスは、自社保持の大型オンサイトプラントや高効率小型液化酸素・窒素製造装置「VSUA」(こちらは一部)で製造しています。

アーク溶接のシールド用の中でも高品位な溶接加工用に使用する、酸素を数%含む溶接用シールドガス「エルナックス」は、国内最大の供給量です。

供給方法はシリンダー、液化ガスローリー・ガストレーラー、オンサイトです。

オンサイト方式は、常に大量のガスを必要とする産業企業の工場敷地内でガスを生産し、繋がっているパイプラインでそのままガスを直送します。

エア・ウォーター株式会社の会社概要

  • 会社所在地: 大阪府大阪市中央区南船場2丁目12番8号 エア・ウォータービル
  • URL: https://www.awi.co.jp/
  • 創業: 1929年
  • 従業員数: 909人

製品を見る

関連記事

カテゴリから探す