超音波発振器とは
超音波発振器とは、発振器と振動子で構成された超音波発生装置です。
洗浄する際に水や洗浄剤などの媒質と一体化し、超音波洗浄が可能です。周波数の設定や、振動子の条件を自動チューニングできるので安定した超音波を発振し、洗浄力の強度を調節して幅広い用途に合わせた洗浄が可能です。
超音波発振器の使用用途
超音波発振器は、超音波の振動を利用した洗浄などに使用されています。
具体的には、油汚れが付着した金属部品やプレス用品、hdd部品や半導体などの細かい粒子の汚れなどを洗浄するのに利用されていますが、真珠など艶が消失してしまう材質や、防水仕様の時計、カメラなどの精密機械は超音波洗浄ができません。
超音波発振器の原理
超音波発振器は、振動子を通して振動を発生させて超音波を起こす装置です。
振動子は、電界が作用して伸縮する電歪型と磁界が作用して伸縮する磁歪型があり、変換効率の高さが特徴です。
洗浄の際に液中に超音波振動が伝わり、蒸発気体や溶解ガスで満たされた気泡を発生するキャビテーションという現象が起こります。
キャビテーションが大きいと対象物に与えるダメージは大きくなりますが、落としにくい汚れも洗浄できます。反対に、キャビテーションが小さいとダメージも小さく、洗いムラを残さずに洗浄できます。
参考文献
http://www.tokiwa-shoji.com/cleaning01/
http://www.clean-s-tec.co.jp/ultrasonicwave/
https://www.kaijo.co.jp/sansen/technical/kousei.html
http://usmaj.o.oo7.jp/arau.html