燃料ゲージ

燃料ゲージとは

燃料ゲージとは、乗り物や機械など、エンジンで動く装置において、燃料の残量を使用者に知らせる部品やシステムのことを言います。

航空機の燃料ゲージは、1950年ころまでは、クルマと同じように、燃料タンク内にフロートを浮かべて、フロートの位置によって燃料の量を測定していました。しかし、現在は燃料に漬けたコンデンサの静電容量の変化に依って燃料の量を測定する、静電容量型が主流になっています。

多くの航空機は複数の燃料タンクを持っており、静電容量型のセンサーが、それぞれのタンク内に複数個取り付けてあります。各燃料タンク内のセンサーから集められたデータは、燃料計算用のコンピュータで処理されて、各燃料タンクごとの燃料の残量と、機体全体の燃料の残量として表示されます。

燃料ゲージの使用用途

航空機の燃料ゲージは、機体中の燃料の残量を、重さの単位であるポンドで表示します。パイロットや、機体に取り付けられた運行用のコンピュータは、燃料の残量を基に、あとどのくらいの距離を飛行可能かを判断します。

燃料は飛行中に減ってくるので、それに伴い機体全体の重量も減少します。機体が軽くなると、その飛行機が上昇できる高度が高くなるので、洗濯できる航路の高さが増えて、より燃料消費が少ない飛行が可能になります。

また、左右の燃料タンクで、燃料の残量の差が大きくなると、機体の安定性に悪影響が出ます。パイロットは燃料タンクごとの燃料の残量に注意しながら飛行します。

このように燃料ゲージは、燃料の残量を知るとともに、機体の重量や重量バランスを知るためにも使われます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です