打栓機とは
打栓機は、キャップや栓といったふたをボトルに打ち、栓をする機械です。
手作業ではやりづらい押し込みの作業等も、打栓機を使用すると自動ですばやく行うことが出来ます。ペットボトルなど柔らかい素材だと、打栓したことにより本体がつぶれてしまう場合があり、補強としてネックホルダーを使用します。大きさや強度によって種類が異なります。
工場で使用されているような大型の打栓機から、小さな商店でも使用できる簡易的な手動の打栓機まで様々な製品があります。
打栓機の使用用途
打栓機は、液体などをボトルに詰めて栓をする用途で使用されています。ガラス瓶、ペットボトルなどに打栓できるので、醤油の栓やドレッシングのキャップなどが打栓されています。他にもアイスクリームのカップのふたなどを打栓する場合もあります。アイスクリームのカップでは容器がつぶれないよう自分で軽くふたを締めた後、手動の打栓機で確実に締めることが多いです。
スクリューキャップにはフィンがあるタイプとないタイプがありますが、どちらでも対応できる打栓機が多いです。
打栓機の原理
打栓機の原理は、キャップやコルクといったふたを機械が上から物理的に押し込むことによってボトルにはめこんでいます。スクリューキャップのように回して締める場合もあります。
手動の打栓機では、自分でふたをボトル等にかぶせるタイプが多いです。スイッチやレバーを押すと上から打栓機が降りてきて打栓します。フットスイッチが使用されているものは手をはさむ危険がないので安全性が高いです。
自動の打栓機では、機械がふたをかぶせるところからすべて行います。充填機と打栓機が一体となっている製品もあります。ふたやボトルの種類によって、打栓ヘッドの高さや製品が流れるスピードを調整します。
打栓ヘッドを交換することによって、さまざまな形状の栓をすることができます。打栓できる栓には、化粧品や食品などの中栓、ビールの王冠、ワインのコルク、ペットボトル、醤油やドレッシングの瓶、スパウトパウチなど多種あります。先端がとがっている中栓などを打栓する場合には、エアーシリンダーの打栓機を使用すると先端をつぶさずに打栓できます。