ドアキャッチ

ドアキャッチとは

ドアキャッチ

ドアを代表とした、開閉板全般に取り付けられる開閉金具の一種です。玄関扉に施工されるような組み込み型のドアラッチと目的と機能は類似していますが、形状で言えば簡便で後付け可能な扉留めの要となる固定部品です。

近年の施工では、取手やノブを付けないフラットウォールな内装や作り付け収納は需要が多く、ドアキャッチは欠かせない存在です。車のダッシュボード小物入れでは定番仕様と言わずもかなりの高頻度でドアキャッチの仕組みを見ることが出来ます。

ドアキャッチの使用用途

使用されている箇所収納庫、食器棚、車内装、用具倉庫、備え付け家具、などの扉の開閉部に広範囲に使用されますが、車両や旅客機の荷物キャビネットなどは特に使用頻度が多い部品です。

小さなドアキャッチ部品で目にする頻度が高いのは、マグネット開閉のスマホタブレットカバーです。ブックカバーのように開けられ、鞄やリュックに入れても蓋扉が留まっているのはドアキャッチの面目躍如です。

広義用語としてのドアキャッチでは扉上部や壁面に設置する「戸当たり金具」を指すこともあります。こちらはドアの開閉時に戸板の衝撃を緩徐にする役割があります。

又開いた扉がそれ以上開かないように止める床部品もドアキャッチと呼称され広く販売されています。

ドアキャッチの原理

製品特徴として、簡易扉、戸棚などの開閉板状の留め具として使われている部品で、扉側、固定側一対でひとつの働きを成しています。

素材はプラスチック製、スチール、鋼鉄、ブリキなど合金、チタンなど多種多彩です。
戸棚扉などは耐久性が求められるので金属製が好まれます。マグネット式はスマホタブレットホルダーのように頻繁に開閉する製品に多用されます。

マグネットとクラッチ要素を併せ持ち、プッシュしただけで開扉するバネ留め具は「マグネクラッチ式」と呼称されており、高級感が漂う旅客機や長距離バス、寝台特急車両などの荷物キャビネットで高頻度で採用されている方式です。

ポール方式や、ローラーキャッチ式は茶箪笥や食器棚の家具扉に多く採用されている方式で、受け側のキャッチ部分のバネにストライクを押し込むようにして留める方式です。グリップ力ではローラー方式の方が勝ります。

プラスチック製は、マグネット式や、軽量な押し込み式のドアキャッチに多く、ネット通販で300円前後から、100均ショップでも市販されているDIYの定番部品です。

参考文献
https://www.monotaro.com/s/c-128068/

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