パイプソーとは
パイプソーとは、その名前の通り、パイプの切断に最適なのこぎりです。パイプソーの種類にもよりますが、切断できる材質の幅は広く、木材などの天然素材、塩ビなどの樹脂系だけでなく、アルミや銅といった金属を切断できる仕様も市販されています。
一般的なノコギリは木材を対象として設計されており、木目を縦に切るか、横に切るかの違いで、両側にタイプの異なる歯が備わっています。一方で、パイプソーは片側だけに、比較的目が細かい刃が緻密に配列されていることが特徴です。
パイプソーの使用用途
パイプソーの使用用途は、主には、農業用地に設置するパイプの切断です。例えば、排水を促す塩ビ配管や、地中に埋めてあるコルゲート管が該当します。パイプソーは、用地の拡張や、配管の敷き直し等の際、配管類の調整に活用されています。
配管を切断した後に、ジョイントや角度付きのユニットを接続するため、切断面はバリが出にくいタイプが適しています。
また、パイプに限らず、多種多様な資材の加工にも使用できます。例えば、金属切断用のパイプソーなら、ビニールハウスの支柱だったり、補助用の樹脂製のガイド柵も切断可能です。