気密防水テープ

気密防水テープとは

気密防水テープ

気密防水テープは、手で切れて、気密性や防水性が高いので、大変便利なテープです。壁や天井などの隙間に貼ると防水性を維持できるので、工事現場や内装でよく利用されています。

色は、白や黒が主で、幅は5cm~10cm程度です。粘着は、片面のものと両面のものがあります。

昨今の災害時の雨漏り等の一時的な補修にも気密防水テープが活躍しました。窓サッシの補強や、敗れたシートのつなぎなどに使用できるので、使い勝手がよく、家庭に一つあると便利です。

気密防水テープの使用用途

気密防水テープは、建築現場の補強や継ぎ目の保護といった用途でよく利用されています。断熱シートや、透湿防水シートなどを重ねる際の継ぎ目に気密防水テープで張り付けることで、密閉性を良くしています。

ブチルテープの代替品として使用するケースもあります。

丈夫で使いやすいので、DIYや園芸でも広く応用されています。耐熱温度が製品によって異なり、直射日光によって粘着剤が劣化する可能性があるので注意してください。 

気密防水テープの原理

気密防水テープは、最上面が不織布で、その下に補強材、粘着剤、剥離紙がついています。

気密防水テープの基材には、ポリエステルポリエチレン、PET樹脂の不織布が多く利用されています。ポリエステルの不織布の場合には、その上から塗料を塗布することができるので目立たないよう処理できます。発泡ウレタンフォームが挟まれている製品は、断熱性が高いです。また、アルミ素材が使用されている製品は耐熱性が高いです。アルミ素材は耐候性も高く、外壁の補修等に適しています。ただ、手で切れないのでカッター等が必要です。

粘着剤には、ブチル系やアクリル系が使用されています。アクリル系の粘着剤は手切れがよいので、作業者の手を汚さずに済みます。また、屋外でもはがれにくい特徴もあります。粘着剤の密着性が低下してしまうので、貼り直しはしないほうがいいです。

気密防水テープは非常に粘着力が高く、丈夫なのでJIS A6930の試験で50年相当の使用に耐える製品もあります。

参考文献

https://www.monotaro.com/s/pages/cocomite/708/

https://electrictoolboy.com/media/44324/

https://www.takumi-probook.jp/takumistaff/productintroduction/info_kimitsutape

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