電気自動車バッテリー

電気自動車バッテリーとは電気自動車バッテリー

電気自動車バッテリーとは、電気自動車に搭載されているバッテリーで、繰り返し充電・放電ができる電池です。正式には、蓄電池や二次電池などと呼ばれています。

電気自動車の一充電航続距離や最高出力などは、電気自動車バッテリーの容量や性能により決まると言ってもいいほど、重要な役割を果たしています。

電気自動車バッテリーには、「鉛蓄電池」「ニッケル水素電池」「リチウムイオン電池」が使用されています。現在は、エネルギー密度が最も高く、大容量で、価格も抑えられている、リチウムイオン電池が主流です。

電気自動車バッテリーの使用用途

電気自動車バッテリーには、用途の異なる2種類のバッテリーがあります。

1つ目は、走行するためにエネルギーを供給する「駆動用バッテリー」です。現在販売されている電気自動車の駆動用バッテリーには、大容量のリチウムイオン電池が使用されています。

2つ目は、ライトを点灯したり、オーディオ機器を動かしたりするための「補機用バッテリー」です。エンジン車と同様に、12Vの直流電気を供給しています。こちらは、一般的に鉛蓄電池が利用されています。

電気自動車バッテリーの原理

現在販売されている電気自動車バッテリーには、主にリチウムイオン電池が使用されています。リチウムイオン電池は、一般的に、正極・負極・セパレータ・電解液から構成されています。電池内部で、正極と負極の間をリチウムイオン電池が行き来することで、充電・放電を行うことで、繰り返し使用することができます。

リチウムイオン電池には、形状により、「円筒型」「パウチ型(ラミネート型)」「角型」の3種類に分けることができます。
「円筒型」:円筒形であるため、セルとセルの隙間に無駄が生まれるため、車載向けとしては、マイナーな存在です。しかし、安価で高エネルギー密度であることから、テスラなどで採用されています。

「パウチ型(ラミネート型)」:薄いラミネートフィルムで包まれています。薄型で省スペース化に有利で、パワーも強いことから、パウチ型が本命と言われています。日産リーフなどで採用されています。

「角型」:四角いため、コンパクトで薄型化が可能です。機械的強度・エネルギー密度・サイズなどが、車載用途としてバランスが良く、トヨタをはじめ、大手自動車メーカーなどで採用されています。

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