アルミ台車

アルミ台車とは

アルミ台車

アルミ台車とは、アルミ製の荷物運搬用車輪付き台車の総称です。

アルミを素材として利用しているため、小回りが利きやすく使い勝手が良いと言えます。アルミ台車はさまざまなものを運ぶ際に使用しますが、本記事では農業用として使用されるアルミ台車について詳しく解説します。

アルミ台車の使用用途

アルミ台車の使用用途は、主に畑や田んぼに植え付ける苗や採れた農作物の運搬です。収穫台車とも呼ばれます。作業場所まで道具を運ぶことも可能です。

農作業は作業工程が多く、その度に作業場所まで何度も人の手で運ばなければなりません。また、同じ作業姿勢が多く、体に負担がかかりやすいです。できるだけ作業負担を減らし、効率よく作業するための道具の一つとしてアルミ台車が活躍します。

アルミ台車の特徴

長所

ホームセンターなどで流通しているアルミ台車の場合、軽く使いやすい点が長所として挙げられます。また、お手頃価格で手に入ることも長所の一つです。

短所

ステンレス製台車と比較すると、やや強度で劣ることが短所として挙げられます。アルミ台車によっては、専門性に特化した汎用性が少なく、高価なのもあります。大きいものだと、頻繁に持ち帰ることができず、ほ場に置いておかなければなりません。そのため、保管方法に注意が必要です。

アルミ台車の種類

アルミ台車の種類は様々ですが、農作物や作業場所・作業姿勢などによって使うアルミ台車が異なってきます。アルミ台車の車輪数は、一輪・二輪・四輪のタイプが一般的です。

1. 一輪・二輪タイプ

一輪・二輪は左右にハンドルがついているものが多く、持ち運びや保管に便利です。一般的に荷台はフラットな形状か器状になっています。荷台の幅や高さ、タイヤの大きさはメーカーによって規格が異なります。

2. 四輪タイプ

四輪は、大きさが手押し車のようなコンパクトなタイプから、畝を車輪がまたいで走行する大きなタイプまであります。コンパクトなタイプの場合は、走行する場所によって車輪の幅を調節できるものや、コンテナの大きさに合わせて荷台の幅や長さを調節できるものがあります。

大きなタイプの場合は、畝の幅に合わせて車輪の幅を調節できるもの、作業姿勢によって高さを調節できるものがあります。植え付けの際に座った姿勢で作業できるサドル付きタイプのものもあります。

アルミ台車の選び方

一輪や二輪車は、稲の苗を乗せて畦道を通り、田んぼの近くまで運ぶというような、細い場所を通る機会が多い場合におすすめです。凹凸のある場所でも、ハンドルでバランスがとれます。もちろん広い場所でも使用可能で、持ち運びも簡単です。保管も場所を取らず、アルミ台車の中では汎用性の高いと言えます。

ナスやピーマンの収穫には、コンパクトな四輪車が最適です。株の近くまで寄せ、作業しながら押し進めることができます。畝がある場合は、車輪の幅を調節できるものが望ましいです。レタスやキャベツの植え付け・収穫には、畝をまたぐ四輪タイプのものがよく使用されます。

畑によって畝幅が異なるので、畝幅に合わせて幅を調節できるものを選ぶとよいでしょう。また、使う人の身長や作業姿勢によって高さ調節ができるものだと、体への負担が軽減できます。育てる農作物や作業工程を考慮し、保管する場所と自分の好みに合ったアルミ台車を選ぶことが大切です。

アルミ台車の使い方

一輪・二輪はハンドルを持ちあげて、作業場所まで移動します。荷台がフラットな場合は上にコンテナを置いて使います。自立させたり、立てかけて保管することが可能です。

四輪の場合は、持ち手や荷台を押しながら作業場所まで移動させます。畝幅によっては、車輪の幅を調節する必要があります。高さを調節できるものであれば、その人の身長や作業姿勢によって高さを変えます。畝をまたぐタイプの台車は、別の畝へ移動する際に、2人がかりで方向転換する必要があります。

コンテナが何個か並べられるような荷台の場合は、選別しながらの収穫も可能です。ただし、使い方によってはバランスを崩すと、乗せていたものが落ちる可能性があります。そのため、凹凸のない場所を選ぶ、荷台の幅を考える必要があります。

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