stkm13a

stkm13aとは

stkm13aとはSTKM材と呼ばれる機械構造用炭素鋼の一種であり、STKMはSteel Tube Kouzou Machineの略称です。また末尾の13aは種類記号と呼ばれる識別記号であり、より詳細な分類として製管方法(S,B,E)と仕上げ方法(H,C,G)が付随することがあります。

stkm13aはその規格において炭素量0.5%以下と定められた鋼種であり、STKM材の中では中炭素鋼に位置づけられる鋼管です。性質の特徴としては13種の中で最も伸びが良く、加工性に優れる反面、引張強度が低い鋼種とされています。

stkm13aの使用用途

stkm13aの使用用途としては、その加工性と強度のバランスを活かした、スタビライザーやドライブシャフトなどが挙げられ、特に自動車用部品に広く用いられている鋼管材料です。本来のSTKM材は機械部品としての使用を想定して開発されてきましたが、鋼管の中空構造を活かすことで躯体の軽量化が可能なことから、現在では構造材料としても用いられている鋼種です。

またSTKM材全般に言える特徴ですが、配管用鋼材とは異なり内部からの圧力がかかることを想定して製造されないことから、水圧試験などによる内圧の規定がなく、使用箇所には注意が必要です。

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