スクリュープラグとは
スクリュープラグとは、ねじ込み式のプラグです。
ねじ込む方法や穴の貫通有無など、各種製作されています。例えば、6角穴タイプや6角フランジタイプ、すり割り付き6角フランジなどがあり、穴についても貫通しているもの、していないもの様々な組み合わせがあります。
さらに、ねじピッチもm10以下は並目ねじ、m12以上は1.5mmと使い分ける場合もあれば、他仕様で製作されるなど多種多様です。
スクリュープラグの使用用途
スクリュープラグは、活用分野によって呼び方も変わる場合があります。
流体の開口穴を塞ぐためや、機構要素部品として金型関連分野で使われる場合もあります。
ねじの大きさは、小さいものではm3程度からm48 (ピッチは2mm) と大口径のものまであり、用途に応じて最適のものを選びます。大きな口径になってもフランジの厚みは極力同程度となるよう使い勝手の考慮がされています。
スクリュープラグの特徴
スクリュープラグは、一般的に口径の大きなねじ部となっています。
ねじの呼び径は、m5~m18と大きめで使用される材質もオイル缶などが多く、強度よりは耐久性や耐薬品性、気密性が要求されます。
たとえば、本体の材質は「快削鋼」といわれる低炭素含有の「sum22k」、「三価クロメート処理」で、オイルシールとしてニトリルゴムといわれる「nbr」が通常つけられており、漏れ防止と気密性を確保しています。
一方、配管などに使用されるスクリュープラグは、頭部がない止めねじで別名「沈みプラグ」と呼ばれ、六角穴で材質もオーステナイト系ステンレス鋼といわれる「susxm7 (sus304相当) 」などが使われています。
同じ名称でも分野によって印象が変わる製品が多く見られます。