角度調整金具

角度調整金具とは

角度調整金具とは、ディスプレイのような機器の取付け角度や照明の照射角度といった角度を調整可能とする金具です。

機器の取付け作業は、上下左右という位置決めとともに角度の調整が必要です。比較的容易な上下左右の位置決めに対し、角度調整には意外と手間取る場合が多く見られます。

この比較的難しい角度調整を、金具を使うことで簡便にできるというメリットがあります。調整の仕組みを含め、各種考案・製作されています。

角度調整金具の使用用途

角度調整金具は、特定機器専用、汎用性をもたせたものなど各種製作されています。必要に応じて選択して活用されています。

形状や材質をはじめ角度調整の仕組みを工夫されたものが製作されています。座椅子の背もたれの角度を調整できる角度調整金具は、ギアと固定を解除するレバーによって、ある程度任意に角度調整が可能です。

また、屋外の設置が基本のアンテナの取り付け作業では、高所作業となる場合が多く危険を伴います。角度調整金具は、作業者の安全確保という点でも役立っています。

角度調整金具の原理

角度調整金具は、角度を調整する仕組みが用途に応じて、工夫されています。一度取り付けてしまえば以降はめったに動かさないタイプと、頻繁に調整されるタイプに分けられ、仕組みも適したものが考案されています。

三角形の斜辺片方を固定し、他方を付け替えていけば、斜辺長の届く範囲なら斜辺の底辺のなす角度の調整が可能で固定も確実です。この方法は、調整範囲が限られ使える機器や装置も限定されますが、仕組み自体は単純で確実です。

一方、ギアとラチェットを組み合わせたタイプでは、ギアの回転位置をラチェットで固定すれば、ギアの溝角度の任意のところで固定が可能となり、頻繁に調整する機器などに適しています。

そのほか、角度調整には、丸棒と挟み込む金具の弛緩で行うものをはじめ、各種の方法が考えられていますが、調整頻度の少ないタイプでは角度維持の仕方がポイントとなります。

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