ブローガン

ブローガンとはブローガン

ブローガンは埃を吹き払い綺麗にしたい場合など強い風が欲しい際に使用します。工場や実験室など設置しているところは多く、よく使用される機器です。

使用する気体は容易に作り出せる圧縮空気の場合が多いですが、窒素のボンベに接続して高圧の窒素を吹きだすこともあります。しかし、窒素やアルゴンなどは酸素が含まれていないので密閉した空間で使用し続けると窒息してしまう危険性がありますので、安全のためには換気を行いながら使用する必要があります。

ブローガンの使用用途

ブローガンがよく使用される場合は、一般的にテーブルや製品などの表面に付着した埃、砂、木くず、糸くずなどを吹き飛ばして綺麗に清掃するためです。

他にも小型の部品やバレルの砂などを回収したい場合は箒で掃くよりもブローガンで吹き飛ばして集めた方が効率が良いので、回収という用途でも使用されます。さらに、勢いよく吹きだす空気は高温の物体を冷やす効果が高いので鍛造品や鋳造品、溶接後などの素早い冷却にも使用されます。

ブローガンの原理

ブローガンは圧縮された気体を放出する器具ですので、使用するためにはまずは気体を圧縮する必要があります。工場や実験室では圧縮空気が供給されている場合がありますので、そのようなラインに接続すると簡単に使用できます。圧縮空気が無ければ別途準備する必要がありますので、この場合はボンベやエアコンプレッサに接続して使用します。コンプレッサで作られた高圧の空気はレギュレーターにより使用したい圧力に下げられ、チューブを通してブローガンに接続されます。

圧縮空気を吹きだす際にはブローガンに着いているトリガーを引くことで放出されます。流量調整もトリガーの操作で行えますので、都度調整するか勢いがありすぎる場合は上流に設置されているレギュレーターにて調整されます。

ブローガンの先端は金属がむき出しの場合があり、ブローする際に機器などの表面を傷つけてしまう危険があります。このような際にはラバーチップなどを取り付けて傷がつかないようにします。

参考文献
https://www.chibasangyo-web.co.jp/pdf/cat_12.pdf

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です