監修:KEYes株式会社
南京錠とは
南京錠とは、本体と施錠用のツル (シャックル) が一体化した携帯しやすい鍵です。
古くから「パッドロック」として世界各地で利用され、本体の一部に組み込まれたシリンダーによって施錠と解錠が可能です。軽量でありながら必要な箇所に素早く取り付けられる点が特徴です。鋳造や鍛造による金属製の製品が多いですが、樹脂などを組み合わせた複合材を使用する場合もあります。
小型の製品はロッカーの簡易施錠などに向いており、大型の製品は倉庫などの施錠に使用することが多いです。構造も多彩で、鍵穴に鍵を差し込み回転させる一般的なタイプのほか、ダイヤル式の数字合わせで解錠する方式も広く普及しています。防犯性を高める目的で耐ピッキング性能を強化した製品もあり、保護対象物の重要度や設置環境に合わせて選定することが推奨されます。
南京錠の使用用途
南京錠は以下のような用途で使用されます。
1. 携行品の施錠
小型の南京錠はバッグやスーツケースなどの携行品を保護するために使用される場合があります。旅行時に一時的に荷物を預ける際や、学校などでロッカーを共有する状況でも、南京錠を使うと簡易な防犯対策を施せます。小さな鍵であれば管理しやすい点が利点です。
2. 建物の施錠
大きめの南京錠は、屋外の物置やシャッターを施錠する際にも活用されます。鋼鉄製の堅牢なツルや、防錆処理が施された製品を選ぶことで、風雨や衝撃に対する耐久性を確保できます。防犯カメラがない環境では、南京錠自体が視覚的な抑止力としても効果を発揮するので、犯罪の顕在化リスクを軽減させることにつながります。
3. ビジネス関係
高価な工具を収納した工具箱でも、南京錠の利用は効果的です。鍵が無ければ工具箱を開けられないため、部品の持ち去りを防げます。企業で扱われる重要書類の保管庫にも取り付けられる場合があり、安全性を高める手段として重宝されています。高いセキュリティ性能が必要な場合は、強度が高い南京錠を選択することが望ましいです。
本記事は南京錠を製造・販売するKEYes株式会社様に監修を頂きました。
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