クッション封筒

クッション封筒とは

クッション封筒とは、内側にエアクッションなどの緩衝材が付いた封筒です。

壊れやすい小型商品や精密機器、書類などを郵送する際は、一般的に内容物を緩衝材で梱包することにより安全に郵送できます。クッション封筒は、内側の緩衝材が衝撃や振動から中身を保護するように設計されており、壊れやすいものや傷つきやすいものを封筒に入れるだけで安全に郵送することが可能です。クッション封筒の使用により、緩衝材を用意する必要もなく梱包時間も不要で、郵送に関わる作業効率をあげることができます。

クッション封筒には、エアクッション封筒を始め、防水性の優れた全てプラスチック製のもの、環境に配慮した紙製のものなど様々な封筒があります。近年は、封緘・開封作業の容易なものや、封筒と緩衝材が簡単に分別しやすく環境に配慮したものなど工夫がなされた商品が増え、使用場面が広がっています。

クッション封筒の使用用途

以下に、クッション封筒の使用用途の一例を記載します。

・本、CD、DVD、精密機器など小型の壊れやすい商品が破損しないように保護・郵送

・ガラス製品、時計、ジュエリー、化粧品などの繊細な小物類が破損や液漏れしないように保護・郵送

・重要な契約書や証書などを傷や折り目が付かないように保護・郵送

クッション封筒の種類

以下に、クッション封筒の主な種類を記載します。

1. エアクッション封筒

外側が紙製で、内側にプチプチ (エアキャップ) のようなエアクッションが付いた封筒で、クッション性が高く軽量です。衝撃吸収性に優れているため、壊れやすい商品の郵送に適しています。

2. フォームクッション封筒

外側が紙製で内側に柔らかな発泡フォームが貼られた封筒で、内表面が滑らかで耐久性があります。電子機器や部品など傷がつきやすい商品の郵送に適しています。

3. クラフト紙クッション封筒

外側がクラフト紙で、内側にエアクッションやフォームクッションがある封筒です。耐久性が高く、封筒が破れにくいため、比較的重い商品の郵送にも使用されます。

4. プラスチック製クッション封筒

全てプラスチック素材で作られており、防水性や耐久性が高いことが特徴です。エアクッションが内蔵されており、雨や湿気が気になる場合に適しています。

5. 紙素材のエコクッション封筒

全て環境に配慮した紙素材で作られており、内側クッション部分もリサイクル可能な紙や片面ダンボールで構成されたエコ封筒です。また、一般的な厚みのエアクッション封筒よりも薄く、保管スペースを取らない利点があります。

クッション封筒の選び方 

1. サイズ

封筒の中に入れる内容物のサイズに適した内寸の封筒を選ぶことが大切です。大きすぎる封筒だと中で動いてしまい、ぴったりすぎると破れやすくなったり入れにくかったりします。また、厚みのある内容物を入れる場合は、マチ付きの封筒を選択するのも良いでしょう。

封筒を郵送する場合は、利用する配送会社により料金体系が異なるため、クッション封筒の外寸を確認することも必要です。

2. 緩衝性の必要レベル

内容物の緩衝性の必要レベルに応じて、クッション素材を選択します。一般的には、エアクッションや片面段ボールなどはクッション性が高いですが、多少の緩衝性でよい場合は、フォームクッションでも問題ありません。

3. 防水性

天候が気になる場合や、書類や電子機器などを郵送する場合は、防水加工やラミネート加工が施された封筒やプラスチック製クッション封筒を選ぶと安心です。

4. 環境への配慮

紙素材のエコクッション封筒やリサイクル可能な素材で作られた封筒を選ぶことにより、環境に配慮することができます。近年は封筒と緩衝材が簡単に分別しやすい製品が増えてきており、リサイクルが容易にできる仕様になっています。

5. 封止機能

多くのクッション封筒はシール付きで、簡単に封ができるため封緘作業をスムーズに行えます。また、開封テープが付いたタイプのものは、開封作業も簡単に行うことができます。

6. ケアマーク

割れ物や水濡れ、取り扱い注意などのケアマークが付いたクッション封筒もあります。デリケートなものを頻繁に郵送する場合には、ケアマークが予め印刷されていると便利です。