油入りコンデンサ

油入りコンデンサとは

油入りコンデンサとは、内部に油が充填されているコンデンサです。

高電圧や高温での安定性が求められる場面で使用されます。油は絶縁体として機能します。電流が通る際に発生する熱や電気的なストレスを分散する役割を果たし、コンデンサの内部構造を保護します。これにより、コンデンサの寿命が延び、安定した性能を維持することが可能になります。

また、油は冷却媒体の機能もあります。大容量のコンデンサや高負荷の状況下では、油が熱を吸収して外部に放熱することで、コンデンサの過熱を防ぎぐため、安定した動作を維持し、故障や損傷を防ぐことができます。さらに、油は外部からの湿気や汚れを遮断する働きもあり、コンデンサ内部の絶縁性能を維持し、外部環境の影響を受けにくくなります。