モータ始動用コンデンサ

モータ始動用コンデンサとは

モータ始動用コンデンサとは、電気モータの動きはじめに必要な電力を安定して供給する部品です。

交流電動機の起動時には、モータの回転が始まるまで高いトルクが必要となります。しかし、モータが動き始めるとトルクが減少し、安定した動作に移行します。モータ始動用コンデンサは、この起動時に発生する高いトルクを補助し、始動をスムーズにします。具体的には、コンデンサは電流の位相を変化させ、モータにより多くのトルクを供給します。これにより、モータの動きはじめが迅速で効率的になります。

また、モータが動き始めた後もコンデンサは働き続け、モータの効率的な動作を保持します。単相モータの場合、始動用コンデンサは必須であり、モータの性能と寿命に影響を与えます。