サーミスタプローブとは
サーミスタプローブとは、温度測定に用いられるプローブです。
サーミスタは、温度に応じて抵抗値が変化する半導体素子であり、この特性を利用して温度を測定します。温度が上昇するとサーミスタの抵抗値が低下し、逆に温度が下がると抵抗値が上昇します。
工業、医療、環境、科学実験などさまざまな場面で使用されており、機械の温度監視から気温、水温、土壌温度の測定、医療機器の温度管理など幅広い用途があります。一般的な構造は、サーミスタ、プローブ、そしてサーミスタと測定器を接続するケーブルから成ります。特徴としては、小型軽量で取り扱いが容易であり、比較的低価格で入手可能です。また、広い測定範囲や素早い応答速度などが挙げられます。