同軸終端

同軸終端とは

同軸終端とは、信号の反射を抑え、伝送品質を向上させる目的で、同軸ケーブルの末端に設置される部品です。

同軸ケーブルは中心導体と外側の導体から成り、信号は中心導体を伝送しますが、ケーブルの末端では反射が発生します。この反射を吸収することで、信号の損失を防ぐのが同軸終端の役割です。

活用場所としては、テレビのアンテナケーブルや分配器、通信機器、計測器などが挙げられます。同軸終端には、抵抗終端、短絡終端、マッチング終端などの種類があります。これらは、信号を吸収する方法に違いがあり、それぞれの特性に応じて選択されます。抵抗終端は抵抗器を使用し、短絡終端は中心導体と外側の導体を短絡させ、マッチング終端は特定のインピーダンスに合致する抵抗を用います。