ハイドロサイクロン

ハイドロサイクロンとは

ハイドロサイクロンとは、液体中の液体と固体を分離する装置です。

懸濁液中にある数ミクロンの固体粒子などを、遠心力を利用することによって分離・分級・濃縮できます。「液体サイクロン」「湿式サイクロン」などと呼ばれることもありますが、基本的な原理は乾式サイクロンと同じです。ただし、媒体が液体であることから、直径は1~75cm程度の小型タイプが主流となっています。機器に液体を注入するだけで処理が可能で、構造は単純で駆動部もなく使いやすいです。

具体的な用途として、炭化ケイ素や木粉等の軽いものの分級、液体中の砂の除去、含鉄粉の微粒子の除去などが挙げられます。