スタティックロープ

スタティックロープとは

スタティックロープとは、編みロープのうち、伸び率が多くとも5%以下のものです。

スタティックロープは、常に荷重がかかる作業を行い、跳ね返りや伸びを防ぎたい場合に向いています。ロープレスキューや洞窟探検ではスタティックロープが利用されることがあります。一方、墜落時には衝撃を吸収しにくく、けがにつながりやすい短所があり、多くの販売者がクライミングには使用しないよう忠告しています。

最も使われるEN規格でのセミスタティックロープの伸び率の判定は、50kg荷重時と150kg荷重時との長さの差によって行われます。同規格には性能の高いタイプAと低いタイプBとがあり、タイプBは産業用途への利用が推奨されていないものです。