角パイプ

角パイプとは

角パイプとは、断面が正方形・長方形のパイプです。

主な素材にステンレス鋼、アルミニウムなどがあり、サイズや製造法で用途が異なります。サイズは小径、中経、大径と分けられ、小径は家具、中経は機械の構造等に用いられます。大径は主に建築用で、コラムとも呼ばれます。

小径・中経には一般構造用角形鋼管と呼ばれるものが多く、丸パイプを変形させたり鋼板を曲げる方法で製造されます。小径には冷延コイルを材料としたSTKMR等、中経にはホットコイルを材料としたSTKR等が多く使われます。大径にはコイルを引き伸ばし成形する冷間ロール成形角形鋼管(BCR)、コの字の鋼板を組み合わせ重なる部分を溶接するプレス成形角形鋼管(BCP)が多く、両製法ともに鉄骨建築物の柱に向きます。