塗装材とは
塗装材とは、塗装に用いられる材料全般を指す言葉です。
塗料をはじめ、塗装に必要な道具や関連する資材も含まれます。塗料は用途に応じてさまざまな種類が存在し、それぞれの特徴にもとづいた選択が可能です。
外壁塗装では、一般的に3回塗りが行われる場合が多いですが、使用する塗料や建物の状況によって異なる場合があります。例えば、下地がしっかりしている場合は2回塗りで済む場合もあり、逆に劣化が激しい場合は4回以上塗るときもあります。
塗装材の使用用途
塗装材は、建物や構造物の保護や装飾のために使用されます。主な用途は以下の通りです。
1. 建物外装の塗装
コンクリート壁やサイディングの表面には、水性塗料がよく使用されます。また、鉄部の塗装には、防錆材が含まれる油性塗料が適しています。
木部の塗装には、オイルを主原料とするオイルステインが使われる場面が多いです。これらの塗料は、色合いを整えるだけでなく、腐食や劣化を防ぐ役割も果たします。
2. 内装塗装
内装用の塗料は、健康被害を抑えるために水性塗料が主に使用されます。室内での塗装作業に支障が出ないよう、匂いが少なく、乾きが早いのが特徴です。
3. 特殊な用途
塗装材には、紫外線や雨風から建物を守るための透明な塗料もあります。また、デザイン性を高めるために、ジョリパッドという塗料で模様を作ったり、ローラーで特殊な仕上げを施す方法も用いられています。
塗装材の性質
塗装材は、表面に塗布して膜を形成します。形成された膜が物理的および化学的な保護層となり、対象物の耐久性を高め、美観を保ちます。
1. 表面保護
塗装材が形成する膜は、外部からのダメージを軽減します。特に外壁や屋根では、紫外線や風雨から建材を守るのに非常に重要です。塗料に含まれる成分がこれらの効果を高める働きをしています。
2. 機能性の向上
特定の用途や環境に適した機能を持つのも特徴の1つです。代表的な機能として、防錆や防カビ、遮熱などが挙げられます。
塗装材の種類
塗装材には多くの種類が存在し、それぞれ異なる特性と用途を持っています。
1. 粉体塗料
粉末状の塗装材で、シャッターの巻き上げ部分や自動車部品など金属に色をつける際に用いられます。粉体を吹き付けた後、加熱して硬化させる方法 (焼付塗装) が一般的です。
しかし、特定の設備が必要であるため、導入コストが高くなります。
2. 液体塗料
液体塗料は、最も一般的な塗装材です。主な種類として、ウレタン塗料やアクリル塗料、シリコン塗料などの合成樹脂系塗料があります。
また、水性塗料も広く使用されています。耐久性や匂いの強さが異なる点が特徴です。
3. その他の塗装材
透明な塗料や装飾的な仕上げに特化した塗装材も存在します。特殊な塗装材により、コンクリートの保護や特殊なデザインの実現が可能です。
塗装剤のその他情報
1. 塗装剤の長所
- 建物の保護
塗装材は建物を紫外線や風雨から守る重要な役割を果たします。また、塗装によって外壁材や屋根の耐久性を向上させ、建材の寿命を延ばす効果があります。
- 付加機能の充実
遮熱、防錆、防カビ、汚れ防止など、多様な機能を持つ塗装材があります。建物のメンテナンス頻度が減り、コストの削減が可能です。
- 容易な補修
汚れや傷がついても、再塗装で容易に補修できます。特に小規模な修繕であれば、短時間で対応可能な点が利点です。
2. 塗装剤の短所
- 定期的な塗り替えの必要性
塗装材は劣化するため、約10–15年ごとに再塗装が必要です。環境条件や使用される塗料の種類によっては、劣化が早まる場合もあります。
- コストの高さ
外壁や屋根の塗り替えには仮設足場が必要なため、コストが高くなります。また、高品質な塗料を使用する場合、材料費も増加します。
- 匂いの発生
特に油性塗料では、塗装中や乾燥中の匂いが強いです。匂いの軽減のために、換気や専用の防臭設備の使用が推奨されます。
- 塗装できない素材の存在
アルミやステンレスなど、一部の素材には塗装が難しい場合があります。プライマーと呼ばれる接着剤を用いて塗装が可能になる場合もありますが、その分の工程が増える点が課題です。