布壁紙

布壁紙とは

布壁紙は、一般的な織物を基に、紙を裏打ちしたもののことをいいます。布をそのまま壁に貼り付けるのではなく、布を貼った紙を壁に貼り付けるという使い方をします。布壁紙は、別名、「織物壁紙」「布クロス」「織物クロス」と呼ばれることもあります。

布壁紙に使用される素材には、木綿・麻・パルプ・レーヨン・シルク・サテンなど、様々なものが挙げられます。また、織り方や加工方法の違いによって、「平織壁紙」「綾織壁紙」「朱子織壁紙」「不織布壁紙」「植毛壁紙」など、様々な種類の布壁紙が存在します。

布壁紙は、壁紙として主に利用されているビニールクロスと比べて、シンプルで高級感があり、調湿性があるといった特徴をもちます。また、布壁紙には、簡単には破れず、シックハウス症候群などの危険性が無いといった優れた利点もあります。一方で、布壁紙は、ビニールクロスと比べて高価格であり、また、デザインの種類が少ないといったデメリットがあります。また、防火性のあるものが少なく、汚れが付きやすく落としにくいといったデメリットもあります。 

布壁紙の使用用途

布壁紙は、一般住居など様々な建造物の壁紙として、幅広く使用されています。また、新築だけでなく、リフォームの際の貼り換えでも、布壁紙が用いられることがあります。

布壁紙には、綿や麻などの天然素材から作られた種類もあるため、通気性や調湿性に優れ、夏でも快適な空間作りが可能です。また、落ち着いた雰囲気を作り出すといった効果をもつため、寝室やリビングなど、リラックスしたい空間でも多く利用されています。さらに、布壁紙には、高級感や重厚感もあることから、上品で落ち着いた雰囲気を演出する効果もあります。そのため、美術館やホテル、結婚式場などでも多く利用されています。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です