クラウド

クラウドとは

クラウド

クラウドとは、インターネット上で提供されるコンピューティングサービスのことです。

これにより、ユーザーは自分のデータやアプリケーションをインターネット上のサーバーに保存し、必要なときにアクセスできるようになります。クラウドには、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドの3つのタイプがあります。

パブリッククラウドは、一般的に多くのユーザーが共有するサービスです。コストが低く、スケーラビリティが高い利点があります。プライベートクラウドは、特定の組織が所有するサービスです。セキュリティが高く、カスタマイズ性が高い特長があります。

ハイブリッドクラウドは、パブリッククラウドとプライベートクラウドを組み合わせたものであり、柔軟性が高いシステムです。クラウドは、ビジネスや個人の両方にとって重要な役割を果たしており、今後ますます普及が予想されています。

クラウドの使用用途

ビジネスや個人において、クラウドは様々な用途で使われています。具体的な使用用途は、以下のとおりです。

1. コミュニケーションツール

クラウド上にあるコミュニケーションツールを使うことで、メールやチャット、ビデオ会議などのコミュニケーションが簡単に行えます。例えば、Google WorkspaceやMicrosoft 365などのクラウドサービスを利用して、社内コミュニケーションを円滑にできます。

2. データ共有

クラウド上にあるデータストレージを使うことで、社内でのデータ共有が容易になります。例えば、DropboxやOneDriveなどのクラウドストレージサービスを利用して、社員間でのファイル共有がスムーズに行えます。

3. 基幹システム

クラウドを利用して、企業の基幹システムをクラウド上に移行ができます。これにより、システムの運用・保守コストを削減ができます。また、クラウド上にあるシステムは、スケーラビリティが高く、必要に応じて柔軟に拡張できます。

4. マーケティング・営業活動

クラウド上にあるマーケティングツールや営業支援ツールを使うことで、マーケティングや営業活動の効率化が可能です。例えば、SalesforceやHubSpotなどのクラウドサービスを利用して、顧客管理や営業プロセスの最適化を行うことができます。

5. 業務効率化

クラウドを利用して、業務プロセスの効率化が可能です。例えば、クラウド上にあるワークフローツールを使うことで、業務プロセスの自動化が行えます。また、クラウド上にあるビジネスアプリケーションを利用して、業務の効率化が図れます。

クラウドの原理

クラウドに必要な項目として以下の5項目があります。

  • オンデマンド・セルフサービス
  • ネットワーク越しに利用
  • リソースの共用
  • スピーディな拡張
  • サービスが計測可能であること

上記の項目を実現するのに必要な仕組みとして、仮想化技術とオートスケーリングがあります。

1. 仮想化技術

クラウドサービスを提供するために、仮想化技術が使われています。仮想化技術とは、1つの物理的なサーバーを複数の仮想サーバーに分割する技術です。これにより、物理的なサーバーの利用効率を高めることができます。

2. オートスケーリング

クラウドでは、オートスケーリング機能があります。オートスケーリングとは、負荷が増えた場合に、自動的にサーバーの数を増やすことで対応する機能です。これにより、負荷が高い時期にも安定したサービス提供が可能となります。

クラウドの種類

クラウドのサービスは、SaaS、PaaS、IaaSの3つに大別できます。

1. SaaS (英: Software as a Service)

インターネット上で提供されるソフトウェアのことです。例えば、GmailやSalesforceなどがSaaSにあたります。SaaSを利用すると、自分の端末にソフトウェアをインストールする必要がなく、ブラウザからアクセス可能です。

また、複数人でデータを共有したり、最新のバージョンに自動的に更新されたりするメリットがあります。

2. PaaS (英: Platform as a Service)

インターネット上で提供されるプラットフォームのことです。例えば、Google App EngineやAWS LambdaなどがPaaSにあたります。

PaaSを利用すると、自分でサーバーやOSなどの基盤を用意する必要がなく、アプリケーション開発に集中できます。また、スケールアップやスケールダウンが容易に行える点がメリットです。

3. IaaS (英: Infrastructure as a Service)

インターネット上で提供されるインフラのことです。例えば、AWS EC2やGCP Compute EngineなどがIaaSにあたります。

IaaSを利用すると、自分でサーバーやストレージなどのリソースを調整可能です。また、コストパフォーマンスやセキュリティが高いメリットがあります。

参考文献
https://www.itmanage.co.jp/column/saas-paas-iaas/
https://altus.gmocloud.com/suggest/cloud/

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