テストインジケータ

テストインジケータとはテストインジケータ

テストインジケータとは、てこ式のダイヤルゲージで、比較測定器のことです。
テストインジケータには多様な種類があり、目盛りがついている位置と測定子の動き方で分類されています。
一般的に用いられている標準タイプは縦型というタイプで、ダイヤル面が測定子の軸に平行に取り付けられており、正面に向いています。また、測定子は前後に動きます。
この他に、横型、傾斜型、垂直型などのタイプがあり、目的に合わせて選択することができます。

テストインジケータの使用用途

テストインジケータの使用用途は、平面度や平行度や偏芯などの変位量を測定することができ、この他にも、対象物の寸法や、機械の回転軸なども測定することができ、多様な用途に対応しています。
てこ式なので、直行方向の動きを変位量として測定することができます。
種類によって測定子の長さが異なるため、目盛りのついている位置や測定範囲、測定子の長さを選ぶことで、用途に合った使用をすることができます。
テストインジケータは、主に、一般的なダイヤルゲージでは計測することが難しいような深い場所や狭い場所で計測を行う時に使用されています。

テストインジケータの原理

続いて、テストインジケータの原理について説明します。
変位量を測定することができるのは、目盛り板と指針、測定子、ステムから構成された構造に理由があります。
測定子の直行方向の動きに対して目盛りの指針が回転するような仕組みをしているため、計測したい機器の軸の円運動に変換することで変位量をアナログで表示することができます。
計測したい対象である機器の軸の回転に対して、回転の円が真円になっていれば目盛りの指針は動かないのに対し、回転の円が偏心していると目盛りの指針が動くという仕組みをしているためです。
測定にはこの構造原理が重要なので、目盛りと測定子の位置を変えた、目盛りと測定子の動きを変えた豊富な種類がそろっています。
例えば縦型と横型を比べると、縦型は正面の目盛りに対して測定子が前後に動き、横型では測定子が左右に動くようになっています。
また、垂直型や傾斜型は、目盛りが見やすい位置についており、垂直型は測定子に対して上を向くように、傾斜型は角度がついて取り付けられています。

参考文献
https://www.mitutoyo.co.jp/new/report/no255/topics/index.html
https://jp.misumi-ec.com/vona2/s_cate/%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です