光学ホルダ　上操作型キネマティック式ミラーホルダ
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この製品について

■概要・上操作型キネマティック式ミラーホルダは、キネマティック機構により、支点を基準としたあおり角度調整（βθ調整）を行う２軸調整ホルダです。
・あおり角度調整のツマミが製品の上方にあるため、周囲に光学素子やデバイスが近接する場合や、光路の中に手を入れて調整することが困難な場合に、好適に使用できます。
・内部構造では、板バネとコイルバネを併用することで安定性に優れています。
・素子の固定方法について、次の２つのタイプから選べます。
（ａ）ホルダーへ直接固定するタイプ（直接保持：MF11タイプ）
（ｂ）素子をケースに入れてホルダへ固定するタイプ（ケース保持：MF12タイプ）
・あおり角度の微動方式（微動調整のツマミ）は、マイクロメータヘッド と 微調ネジのタイプ（どちらもP=0.25mm）から選べます。
・ホルダには、φ12mm L＝60mmのポールを標準装備しています。
・ポールの長さは、L＝20～120mmで変更することが可能です。当社標準仕様であれば、価格の変更はありません。
・標準ポールタイプのほか、入射角度0°及び45°の据付型（光軸高50mm以上）も対応しております。
・本体両側面と底面にタップ穴があります（3×M6 中央、3×2-M3 ピッチ15）。これらを利用して、装置などに直接固定して組み込み使用することも可能です（内 1×M6はポールに取り付け）。
・材質　　：アルミニウム
・表面処理：黒アルマイト

■使い方（１）素子の固定方法
（ａ）ホルダへ直接固定するタイプ（直接保持：MF11タイプ）
・ミラー素子のほか、プレート型ビームスプリッタなどにも使用できます。
・素子はポリアセタール樹脂による３点支持（120°等配位置で支持）で固定します。
・素子の設置用スペースの下側にある２つの樹脂部品に、素子を乗せます。
・素子の固定は、ホルダ上側にあるM4トメネジ（先端樹脂付）にて、素子の上方側面から行います。
（ｂ）素子をケースに入れてホルダへ固定するタイプ（ケース保持：MF12タイプ）
・素子は、付属のネジリング・デルリンリングで固定します。
（２）あおり角度の調整
・あおり角度（βθ角度）の調整は、キネマティック機構により調整します。
　・β軸の調整ツマミ：左（写真中）
　・θ軸の調整ツマミ：右（写真中）
・β軸の調整ツマミを右に回すと、β角度は左回りに回転します。
（βはY軸を中心とする回転。”左回り”は、写真で、Y軸を右から左への方向に見るときの方向。）
・θ軸の調整ツマミを右に回すと、（上から見る視野で）円形素子は右回りに回転します。

■製品の固定例・ポールスタンド（PS1-3016）をM16 P1タップ穴（アルミ光学ベンチ用キャリア CA-60など）にネジ固定する。
・ポール（製品に付くφ12のポール）をPS1-3016に固定する。
・ポールの付いている箇所（底面部中央）はM6タップ穴となっております。このタップ穴を利用して、サイズの異なるポールを付けることもできます。
・据付型は、下部部品にある切欠穴にボルトを用いて固定できます。

■用途例・円形素子を固定し、2軸（あおり角度 βθ）の調整を行う用途。
・周囲に光学素子やデバイスが近接する場合や、光路の中に手を入れて調整することが困難な場合の用途。
・精密ステージほどの移動量を必要とせず、小スペースに円形素子を調整・設置する用途。

■製品の軸のとり方（6軸の説明）本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです（方向は写真内での説明）。
・Z軸方向：下から上の方向
・X軸方向：左奥から右手前への方向（光軸に平行）
・Y軸方向：右から左への方向（Z軸、X軸に垂直な方向）
・α軸　　：X軸を中心とする回転自由度を表現（ロール、チップ）
・β軸　　：Y軸を中心とする回転自由度を表現（ピッチ、チルト）
・θ軸　　：Z軸を中心とする回転自由度を表現（ヨー、パン）

型番
この商品には20種類の型番があります

シリーズ
光学ホルダ　上操作型キネマティック式ミラーホルダ

取扱企業
ツクモ工学株式会社

カテゴリ

測定機器

レーザー干渉計

建築資材

ガラスミラー

カメラ

レンズマウント

利用シーン
電子・電気機器業界用 / エネルギー業界用 / 航空・宇宙業界用

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光学ホルダ　上操作型キネマティック式ミラーホルダ品番20件

フィルター

品番	価格 (税抜)	適応素子径 φ25 mm φ25.4 mm φ30 mm φ50 mm φ50.8 mm	素子有効径 φ22 mm φ22.5 mm φ27 mm φ47 mm φ47.5 mm φ46 mm	適応素子厚 3～6 mm Max 9 mm Max 16 mm	あおり角度 β, θ ±2.5 ° ±2 °	微動方式マイクロメータヘッド微調ネジ	素子固定方法直接保持ケース保持	質量 0.24 kg 0.32 kg 0.26 kg 0.36 kg
MF11-25 M	^¥30,000	φ25 mm	φ22 mm	3～6 mm	±2.5 °	マイクロメータヘッド	直接保持	0.24 kg
MF11-25S	^¥27,000	φ25 mm	φ22 mm	3～6 mm	±2.5 °	微調ネジ	直接保持	0.24 kg
MF11-25.4M	^¥30,000	φ25.4 mm	φ22.5 mm	3～6 mm	±2.5 °	マイクロメータヘッド	直接保持	0.24 kg
MF11-25.4S	^¥27,000	φ25.4 mm	φ22.5 mm	3～6 mm	±2.5 °	微調ネジ	直接保持	0.24 kg
MF11-30M	^¥30,000	φ30 mm	φ27 mm	3～6 mm	±2.5 °	マイクロメータヘッド	直接保持	0.24 kg
MF11-30S	^¥27,000	φ30 mm	φ27 mm	3～6 mm	±2.5 °	微調ネジ	直接保持	0.24 kg
MF11-50M	^¥33,000	φ50 mm	φ47 mm	3～6 mm	±2.5 °	マイクロメータヘッド	直接保持	0.32 kg
MF11-50S	^¥30,000	φ50 mm	φ47 mm	3～6 mm	±2 °	微調ネジ	直接保持	0.32 kg
MF11-50.8M	^¥33,000	φ50.8 mm	φ47.5 mm	3～6 mm	±2 °	マイクロメータヘッド	直接保持	0.32 kg
MF11-50.8S	^¥30,000	φ50.8 mm	φ47.5 mm	3～6 mm	±2 °	微調ネジ	直接保持	0.32 kg
MF12-25M	^¥32,000	φ25 mm	φ22 mm	Max 9 mm	±2.5 °	マイクロメータヘッド	ケース保持	0.26 kg
MF12-25S	^¥29,000	φ25 mm	φ22 mm	Max 9 mm	±2.5 °	微調ネジ	ケース保持	0.26 kg
MF12-25.4M	^¥32,000	φ25.4 mm	φ22 mm	Max 9 mm	±2.5 °	マイクロメータヘッド	ケース保持	0.26 kg
MF12-25.4S	^¥29,000	φ25.4 mm	φ22 mm	Max 9 mm	±2.5 °	微調ネジ	ケース保持	0.26 kg
MF12-30M	^¥32,000	φ30 mm	φ27 mm	Max 9 mm	±2.5 °	マイクロメータヘッド	ケース保持	0.26 kg
MF12-30S	^¥29,000	φ30 mm	φ27 mm	Max 9 mm	±2.5 °	微調ネジ	ケース保持	0.26 kg
MF12-50M	^¥36,000	φ50 mm	φ46 mm	Max 16 mm	±2 °	マイクロメータヘッド	ケース保持	0.36 kg
MF12-50S	^¥33,000	φ50 mm	φ47 mm	Max 16 mm	±2 °	微調ネジ	ケース保持	0.36 kg
MF12-50.8M	^¥36,000	φ50.8 mm	φ47 mm	Max 16 mm	±2 °	マイクロメータヘッド	ケース保持	0.36 kg
MF12-50.8S	^¥33,000	φ50.8 mm	φ47 mm	Max 16 mm	±2 °	微調ネジ	ケース保持	0.36 kg