サリチルアミドについての概要、用途、原理などをご説明します。また、サリチルアミドのメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
サリチルアミドは「分子式:C7H7NO2」の構造となり、融点は140-144℃で、沸点は270℃となります。常温では、白色の結晶または結晶性の粉末状態で存在します。
サリチルアミドは、非ステロイド性抗炎症薬の一種となり、発熱や腫れ、痛みなどを軽減する薬物になります。また、解熱作用、鎮痛作用はアスピリンと同じような効能があります。
サリチルアミドを始め「非ステロイド薬」とは発熱、腫れ、痛み等がある場合、体内で生成される痛みを感じさせ、発熱、炎症を起こす物質(ブラジキニン)の生成を防ぐように作用します。このことにより痛みの緩和、炎症を抑えることが可能となります。
したがって、サリチルアミドなどの非ステロイド薬は対症療法薬となるので、痛み、発熱、腫れなどの発生原因自体を治すことはできません。
サリチルアミドは、非ステロイド性抗炎症薬の一種であるため、鎮痛薬、解熱鎮痛薬、かぜ薬など経口投与する薬として多くの一般市販薬に使用されています。
また、病院で処方してもらう風邪薬の一つにPL顆粒がありますが、この薬の中にもサリチルアミドが使用されています。しかし、一般市販薬と成分の配合比率が少し異なっています。
サリチルアミドを使用することで血小板機能異常、喘息を悪化させるおそれ、胃潰瘍など消化性潰瘍の悪化などが副作用として想定されます。また、副作用の可能性としては少ないのですが、腎臓や肝臓の機能に影響する場合もあります。このため服用には十分な注意が必要になります。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社