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アジ化ナトリウムについての概要、用途、原理などをご説明します。また、アジ化ナトリウムのメーカー7社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。アジ化ナトリウム関連企業の2024年11月注目ランキングは1位:ナカライテスク株式会社となっています。
2013年北海道大学大学院卒業、博士(理学)、博士研究員、外資系化学会社、医薬品製造の研究開発を経て現在フリーランス。 専門は有機化学、合成化学、医薬品プロセス化学。 linkedin: www.linkedin.com/in/naoto-kinashi-61209a172
アジ化ナトリウム (Sodium Azide) とは、分子式NaN3で表される、常温で白色の結晶性の粉末の物質です。分子量は65.01であり、比重は1.85、沸点は約300℃、融点は275℃です。
アジ化ナトリウムは水や液体アンモニアにはよく溶けますが、エタノールやエーテルには難溶です。
金属と触れると爆発する危険性があるため、秤量する際はプラスチック製のスパーテルを使用することが推奨されます。
消防法では第5類自己反応性物質として、労働安全衛生法の名称等を表示すべき危険有害物に指定、さらに毒物及び劇物取締法でも毒物に指定されています。
アジ化ナトリウムを吸入または経口ばく露した場合、めまいや呼吸困難、痙攣などの症状を引き起こす恐れがあります。取り扱い場合は、火災や爆発、ばく露に注意することが必要です。
アジ化ナトリウムの主な使用用途には以下の5つがあります。
アジ化ナトリウムは熱力学的に不安定な物質であるため、融点を超える温度によってナトリウムと窒素に分解します。これを利用して、先に述べたように過去にはエアバックで使用されていました。
またアジ化ナトリウムは、酸に反応し有毒で爆発性あるアジ化水素(HN3)を発生させます。
アジ化水素はアジ化ナトリウムと同等の毒性を発揮することに加えて、血管拡張や気管支炎を引き起こす恐れがあるため十分な注意が必要です。
工業的には、Wislicenus process と呼ばれる方法で製造されています。これは、液体アンモニウムからナトリウムアミド(NaNH2)を経て亜酸化窒素 (N2O) と反応させる製造法です。
参考文献
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/26628-22-8.html
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7782-79-8.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年11月の注目ランキングベスト1
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | ナカライテスク株式会社 |
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年11月のアジ化ナトリウムページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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