銅管用継手

銅管用継手とは

銅管は銅製の配管のことで加工性が良く耐食性も良いので以前は家庭用の配管でもよく使用されています。

銅管用継手はこの銅管専用の継手であり、幾つかのタイプがあります。銅管を使用した場合は材質がですのではんだが使用でき、はんだ付け、専門用語ではろう付けと言いますが、配管を接続させる際にはこのろう付けが可能となり、低温で接合可能となります。

他にも銅管を差し込むだけで接合できる便利なワンタッチ継手やねじで締め込むタイプの継手などもあります。

銅管用継手の使用用途

銅は耐腐食性や加工性が良いだけでなく値段が安いので経済的であり、家庭内では給水や給湯の配管として、また医療用や空調用などにも使用されています。

一方で、水道用の配管とすると配管の側壁から銅が溶け出す恐れがあるので、配管内部に無害な錫をコーティングして溶出を押さえているタイプの配管もあります。銅管用継手はこの銅の配管の引き回しを行う際に延長や分岐を行うために使用されており、コストや状況に応じて様々なタイプの銅管用継手から最適な物が選択されます。

銅管用継手の原理

高耐久の配管と言えばステンレス製の配管が思い浮かびますが、銅配管はステンレス配管と比較すると耐久性は劣りますが、値段では勝ります。一方で、低コストと言えば塩ビ配管などが思い浮かびますが、金属製の配管と比較すると耐久性では非常に劣り、特に径が細くなればその強度は著しく下がりちょっとした衝撃で壊れてしまいます。そこでコストと耐久性などの兼ね合いから良く選択されている素材が銅です。

はんだで接続する銅管用継手は、はんだでろう付けしますので継手の形状が非常に単純です。はんだに入っている錫は銅と合金を作りますので、錫を介して銅同士が接続できます。ろう付けの際にはトーチではんだを燃やします。このため、壁や燃えやすい物の近くでは使用できませんし、ある程度の技術が必要です。

そこで使用されるのがネジで締め込むタイプの継手や差し込むだけで接続できるタイプの継手です。銅管を差し込むだけで継手に接続できますので非常に便利です。また、Oリングでシールをしていますので配管と継手のサイズを合わせてしっかりと接続することでリークは無くなります。

参考文献
http://www.omn.ne.jp/~do/kkk.html

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