ベールカッターとは
ベールカッターとは、家畜のエサや寝わらになる牧草を発酵させてできた、牧草ロールや乾いた牧草のブロックを高速で裁断する機械です。今まで切るのが難しかった稲わらも切断できます。主にロール状に巻かれた牧草を裁断することからロールベールカッターともいわれます。
トラクターで使うところまで、牽引して200Vで駆動させるタイプ、エンジンで駆動するタイプ、トラックに積載して使用するタイプの3種類あります。裁断することで、寝わらに適した長さにカットすることができるので、無駄が少なくなります。また、家畜のエサとして、飼料の裁断にも使用でき、そのまま使用したり、ミキサーに入れることも出来ます。
ロール径1800mm幅1200mmの円柱状になった牧草などを上部から入れて下部にある回転式のカッターで、幅20・40・80・140・200mmに設定された長さにカットできます。
ベールカッターの使用用途
ベールカッターは牧草ロールを切断して、牛などの家畜のエサや寝床に引く牧草を作るのに使用します。
ベールカッターを使わない場合は、ミキサーで攪拌切断を行いますが、切り口が綺麗に切断できず、繊維質が潰れてしまいます。そのため、ベールカッターで切断したものより家畜が摂取する量が減ります。
また先に切断してミキサーに入れることで、ミキサーの寿命が伸びたり、攪拌のための時間短縮ができ省エネになります。寝わらに適した、均等な長さに切ることができるので、家畜の病気予防に役立ちます。なにより機械が切断してくれることで労働が楽になり、時間短縮ができます。
良い事ずくめのベールカッターですが、ネックは、価格が200万越えと高いことです。規模の大きい畜産業者が使用する機械です。