メタルジョイント

メタルジョイントとは

メタルジョイント

メタルジョイントは金属を用いた接合部品全体を指しており、用途に応じて様々なタイプのメタルジョイントがあります。

一般的には塩化ビニル製のパイプを繋げて棚などを作る際に使用されるメタルジョイントに対してよく使用されている言葉ですが、木材を組み上げる際に強度を増すために使用する金属製のジョイントもメタルジョイントと言います。

どちらも二つ以上の素材を金属製のジョイントで接続してしっかりと固定するために使用されています。

メタルジョイントの使用用途

塩化ビニルなどのパイプをジョイントしてフレームを作りたいときにメタルジョイントは使用されますが、パイプに水を流す目的ではメタルジョイントは使用できません。飽くまでパイプ同士を固定するためだけに用いられますので、パイプの空洞同士を密閉した状態で接続できません。液体や気体を流す目的で使用するには専用のパイプ継手を用いる必要があります。

木材用のメタルジョイントは木造の家屋の建築の際などに用いられており、その強固な接合性により耐震性能が向上したりしますので災害に強い家を作ることができます。

メタルジョイントの原理

塩化ビニルなどのパイプ用のメタルジョイントはパイプを接続する鞘があり、鞘の数はメタルジョイントにより異なります。メタルジョイントを使用するメリットはパイプをボルトとナットやネジで締め付けることが可能であるので、組み立てのみではなく分解も容易に出来るようになります。

二つのパイプを単純に接続したい場合には二つの鞘がありますが、パイプを立体的に組み上げたい場合には接続したいパイプの数だけ鞘があるものを選択します。鞘は直角や180°角度が付いている物のみではなく、45°の角度が付いているものもあります。また、スリーブが付いているタイプもあり、ジョイントを回転させてパイプの向きを調整することも可能になりますので、専用のメタルジョイントを目的に応じて選択します。

木材用のメタルジョイントは金属をプレート状に加工した後に木材のジョイント部分に装着し、木材を組み込んだ後でネジで締め付けることで接合の強度を高めています。

参考文献
https://www.tmehjapan.jp/item/products_metal_joint/
https://www.misawa.co.jp/mj-wood/technology/safety/metal-joint/

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