ロータリーストッカー

ロータリーストッカーとはロータリーストッカー

ロータリーストッカーとは、天井空間を利用して大量の部品や製品などを収納できる循環式の回転棚のことです。

高さ方向を有効活用できることから省スペース化に役立ち、倉庫内を整理整頓、掃除がしやすくなります。

取り出し口は1か所~4か所、片面取り出しや両面取り出しなど、様々なタイプから選ぶことができます。設置を検討する際は、設置する設備の環境や収納物の量などを考慮したうえで、用途に合ったものを選定することが重要となります。

ロータリーストッカーの使用用途

ここでは、ロータリーストッカーの使用用途について解説していきます。

ロータリーストッカーは、製造現場での組み立て部品や加工用治具、各種ツーリングの保管・管理などのために利用されています。

製造現場ではあらゆる部品をはじめ、治具や工具なども倉庫に保管しておく必要があるため、どうしても大量の物が乱雑に置かれやすい環境になります。そこで、ロータリーストッカーを導入することで、ものを取り出す際の移動や積み替えの手間が減り、作業効率を高めることができます。

ロータリーストッカーの原理

ここでは、ロータリーストッカーの原理について解説していきます。

ロータリーストッカーの内部には縦に棚が積み上げられており、それぞれがサークル状に繋がっています。

取り出し口から操作盤で呼び出したい棚番号を入力すると棚が回転し、呼び出した棚が取り出し口までくる仕組みになっています。

ロータリーストッカーは種類によって機械高さや積載重量の上限などが異なります。棚のタイプも標準的なものから仕切り付きのもの、多段式のものなどが選択可能です。

また、LAN接続を利用すると複数のストッカーをパソコン1台で一括管理することもできます。

このような機能を利用して、倉庫内の物品を整理整頓することは、在庫管理の面でも非常に重要です。

様々な製造現場では、倉庫内に乱雑に置かれているせいでどこに何があるか分からなくなり、結果的に損失となっている在庫品が大量に存在します。つまり、在庫品を適切に保管・管理すれば損失額を減らせて利益率アップが期待できるということです。ロータリーストッカーは倉庫内の整理整頓だけでなく、在庫管理にも役立つ装置といえるでしょう。

参考文献
https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/technical_data/td06/x0556.html
https://www.makishinko.co.jp/page/products_rs.html

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