リークテスター

リークテスターとは

リークテスタ

リークテスターは、工業製品や各種配管等の漏れを確認するために用いられる検査機器・ケミカル用品です。

検査機器として呼称する場合は「漏れを電気的に感知するもの」を指し、ケミカル用品として呼称する場合には「漏れを視覚的に感知するもの」を指します。

一般的に、前者は「製品全体・配管全体に漏れがあるかどうか」を検査するため。後者は「製品・配管のどこに漏れがあるのか」を点検するためにに使用されています。

リークテスターの使用用途

製造ラインでの検査やエアコンの冷媒漏れ検査、ガス配管の漏れ検査等に使用されています。

製造ラインでの検査では、製品内部を加圧する「内圧方式」チャンバー内に製品を置き、製品内部もしくはチャンバー内を加圧する「内圧チャンバー式」「外圧式」が多く用いられます。

もうすでに使用過程にあるものの漏れ検査には、「赤外線吸収式」や「半導体式」もしくは液状のリークテスターが用いられていますが、可燃性ガスや冷媒ガスの漏れに対しては「赤外線吸収式」が主流となっています。

リークテスターの原理

「内圧式」の場合、製品内部を加圧し、保圧状態からの圧力変動の有無を利用して漏れを検出します。

「外圧式」の場合はチャンバーと呼ばれる圧力容器内に製品を置き、チャンバー内を加圧してチャンバーから製品内部に圧力が逃げていないかを検知します。

「内圧チャンバー式」はチャンバー内に置かれた製品内部を加圧し、チャンバー内の圧力変動により検出します。

「赤外線吸収式」「半導体方式」はいずれも、吸入した空気に混入したガスを検出し漏れを発見するものですが、「赤外線吸収式」は反応時間が短い「半導体方式」は感度が高く、長寿命であるというメリットがあります。

なお、これらの検査機器を使用して行うのは「漏れ有無」の確認であり、「漏れの箇所」の点検に関しては液状のリークテスター、もしくは製品を水中に沈める「水没目視検査」によって行う必要があります。この場合、製品によっては内部の腐食や、検査官の技量による見落としが発生する可能性があります。

参考文献
https://www.leaktester.co.jp/about/

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