テープシール

テープシールとは

テープシール

テープシールは幅広い液体耐性を持つPTFE製

テープシールは継手用のシールで材質はフッ素系樹脂の一つであるPTFEです。テープシールは水や水蒸気、油や化学薬品など幅広い液体に耐性があります。また薄くて柔らかく、手で切断することが可能です。

テープシールを巻くときはしっかり密着させる

シールテープは継手のネジ部分の小さな隙間を埋めるために用いるテープです。そのため、使用するときは継手にしっかり密着させて巻きつける必要があります。なお、一度剥がしたシールテープは再利用することはできません。ネジから外したときは新しいテープを巻きつける必要があります。

テープシールの使用用途

配管の継手のシールで利用

テープシールは幅広い薬品への耐性を持ち、柔らかく扱いやすいため継手のシールとして頻繁に用いられます。薬品や水を移送する配管やスチームやガスを移送する配管などの継手にテープシールは用いられます。

研究における薬品の漏洩対策でもテープシールを利用

また研究開発においては薬品の漏洩、揮発を防ぐためナスフラスコ、三角フラスコや蓋付きのガラス瓶にテープシールを巻くこともあります。テープシールは耐薬品性に優れているため、有機溶媒や酸、塩基水溶液など幅広い液体の保管、輸送容器のシールに用いられます。

テープシールの特徴

テープシールは引っ張ると薄く伸びて密着させられる

テープシールはフッ素系樹脂であるPTFEを薄く、柔らかくしたシールです。PTFEはほとんどの酸、塩基、有機溶媒に対して高い安定性を示す材質であるため、テープシールも耐薬品性に優れています。テープシールは引っ張ると薄く伸びる性質があります。巻きつけたい対象に引っ張りながらテープシールを接触させることで密着させることができます。

継手のシール時は巻きつける方向に注意

継手のネジにテープシールを取り付ける場合はネジの回る方向(通常は時計回り)と同じ向きにシールを巻きつける必要があります。逆向きに取り付けるとネジを回したときにテープシールが取れる可能性があります。なお、ネジに取り付けるときにネジの端で手を切る可能性があるため、手袋などの保護具を着用してから作業することを推奨します。

一度外したテープシールは再利用不可

テープシールは-100℃から260℃までの温度で使用することが可能です。また耐候性にも優れるため長期間使用することが可能です。ただし一度取り外したテープシールは伸び切って密着性が低下しているため再利用することはできません。

参考文献
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/screw_seal/
https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/223008431092/

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