パネルメーター

パネルメーターとはパネルメーター

パネルメーターは入力信号をデジタルもしくはアナログ形式で表示する機器です。

現在ではデジタル方式のパネルメーターが主流で、電圧や電流に加え、回転量、速度、流量、温度など各種センサーから出力されるアナログ信号をデジタルに変換して表示させたり、内部に記録として残したり、他の機器と通信を行いデータを送受信する機能を備えているものが多くあります。

表示パネルは、7セグメントLEDを複数並べたものや白黒もしくはカラーの液晶表示を利用したものに加え、従来からあるアナログメーターを用いたものもあります。

パネルメーターの使用用途

液晶タイプのパネルメーターは数値を表示するだけでなく、各種バーグラフや折れ線グラフを表示できるなど多様な表現力を持つパネルメーターがあるため、様々な場所で利用されています。

一例を挙げると工場において電流や電圧の測定に対応したデジタルパネルメーターは、各種機器から出力される電流や電圧を、1秒間に数千回程度のサンプリングスピードで取り込み、これをデジタル値に変換し、更にシステムを制御するマイコン等に取り込んだ上で演算処理を行いその結果を表示パネルに出力します。

パネルメーターの原理

デジタルパネルメーターは、多くの場合、工場など環境条件の厳しいところで使用されることが多いため、動作保証範囲が10度~50度程度、電源電圧も民生機器とは異なりAC100V~200V程度までと広い範囲でサポートされています。

デジタルパネルメーターの多くは外部機器との通信インターフェースとしてRS-232CやRS-485に対応しています。ホストPC等の通信を行うためにこれらのインターフェースをサポートしています。

通信インターフェースは、測定機器等の業務用機器で一般的に良く使われるModbusというプロトコルをサポートしています。

ホストPCからのコマンドを受け、デジタルパネルメーターの状態を定期的に監視するためのステータス情報をホスト側に送信したり、ホストからの指示に基づき、電源ON/OFFを行ったり、デジタルパネルメーター内部レジスタのデータをホストPCに送ったり、ホストから送られてくるデータをデジタルパネルメーターの内部レジスタに書き込んだりします。

この様にホストPCにより、Modbusを経由することにより同時に最大31台のデジタルパネルメーターを制御することが可能です。

参考文献
https://www.fa.omron.co.jp/guide/technicalguide/62/119/index.html
https://www.watanabe-electric.co.jp/product/show/productCode/1168/
https://www.henix.co.jp/item-cat/item01/
https://www.keyence.co.jp/ss/products/controls/network/fieldnetwork/modbus.jsp

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