開袋機

開袋機とは

開袋機とは、中身の入った密封袋を開封する機械のことです。

取り出した中身をサイロに溜めたり製造ラインへの部材投入の前工程に多く使用されています。対象となる袋は、紙袋やポリ袋のほかポリエチレンラミネート袋、PPクロス袋、さらに単層の袋や多層袋など多種多様です。

開袋機は、従来人手で行われていた開袋作業を機械で行うといった省人化とともに、内容物へのゴミなどの混入防止などにも役立っています。使用されていた袋の回収処理も可能です。

開袋機の使用用途

開袋機は、建築や土木といった分野では使用される生コンやコンクリート二次製品、ドライブミックス、添加剤などの袋の開袋に使われています。

また、食品関連工場では搬入されてきた袋詰め原材料の開封や農業・酪農・水産業といった分野でも産地へ搬入されてくる飼料添加物などに開袋機が使用されています。重工業の分野ではセメントや石灰、鉱物加工品や各種添加物といった搬入物にも開袋機が使われています。

開袋機は、このようなさまざまな分野や包装形態に応じた機種が製作されています。

開袋機のその他情報

開袋機の特徴

開袋機を含む一連の流れで行われている工程は、開袋する袋の搬送にはじまり、開袋機への投入を経て、開袋機による開袋と内容物の払い出し、そして空袋の排出と処理などがあります。様々な材質の袋のほか、フレコンパックと呼ばれる大容量向けの袋なども含まれ、全自動化をみすえ搬入から最終処理まで自動化された機械も製作されています。

また、開袋機のメイン工程となる袋の切断に使用されるカッターは、用途に応じて最適なものが選択され使用されています。そのほか、粉粒体用の開袋機では内容物の払い出しをする時に袋に内容物が極力残らないよう高圧のエアを使った「吹き出し」やノズルを使っての「叩き処理」などがあります

開袋機には払い出した内容物にゴミや異物が混入しないよう周囲から遮蔽するものや、内容物を払い出した後の袋の回収も容易にできるような処理が施された機械も製作されています。

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