給水テープとは
給水テープは、不織布でできており水を吸い込むテープです。吸水テープ、水やりテープと記載されている場合もあります。
植木鉢の給水に使用されることが多いです。また、窓枠等に結露した水を給水テープに吸わせておくと、時間が経つにつれて蒸発していき、乾かすことができます。床や壁を濡らさずに済むので結露によるシミや汚れ、カビ等を防ぐことが出来ます。キッチン廻りで結露しやすい場所があれば、給水テープは窓枠と同様に、壁の保護に役立ちます。最近ではカラフルな柄がある製品も販売されています。
給水テープの使用用途
給水テープは、余分な水分を吸収する用途で使用されています。最近では、底面給水鉢に使用されています。ペットボトル等に水を入れ、給水テープを差し込み、もう片側の給水テープの端を植木鉢に差し込むことで、植木に給水することができます。
また、窓ガラスの結露を吸い取る用途でも使用されます。結露を給水テープで吸水すると、窓枠や壁、床の汚れや傷みを軽減することができます。エアコンの吹き出し口に張り付けて結露を防止することもできます。
給水テープの原理
給水テープはシンプルな仕組みで、ポリエステル製の吸水性と発散性の高い不織布が使用されています。フェルトが使用されている場合もあります。裏面にシールがついている製品とついていない製品があります。
底面給水型の植木鉢に給水テープを差し込んで、植木鉢に給水します。しばらく家を留守にするときや、植木鉢に水がやれない時に便利です。給水テープが水分を吸いすぎて、水分過多で悪玉のバクテリアが繁殖して根腐れしたりカビたりする場合があるので注意が必要です。
結露防止の用途では、窓ガラスの一番下の部分に給水テープを1列分張り付けます。給水テープが水分を吸い取ってくれるので、床や壁に水分が染み出ししたり溜まることがなく、木材のカビや汚れ、シミを防止することができます。給水テープは粘着剤が劣化するので、1年ほどで張り替えます。また、給水テープが吸い込んだ水分が多すぎると、テープ自身にカビが生えたり、悪臭の要因になったりします。気になったときは、テープを張り替えたり、量を足したりして調節します。
結露吸水テープを貼る場所
水を吸い込んくれる吸水テープですが、適切な場所に貼らなければ、その効果は半減します。
吸水テープを貼る場所は一般家庭でしたら、主に窓ガラスだと思います。冬場などガラス面に結露した水分によりカビなどが発生するのを抑制する目的で使用するでしょう。
この場合、吸水テープを貼る場所は窓ガラスの下部になります。結露により下に流れ出した水分を吸収できるようにします。これで窓の端に発生するカビを抑制できます。
吸収テープの吸水量は1メートルあたり30グラムなので、大容量であり、結露しやい北側の窓ガラスや、日陰になりやすい方角のガラスでも結露した水分を十分に吸収します。
ただし、いくら大容量に吸収するテープでも限界があります。例えば日中は日当たりが良い場所の窓ガラスなら、あまり問題ない状況ですが、それ以外の場所ですと吸収量の限界は早くおとずれます。
限界を超えた吸水テープをそのまま貼っておくとテープ自体にカビが発生したり、悪臭を放ったりする場合もあるので、吸収テープ自体が乾きずらくなったと感じたら交換したほうがよいです。
結露吸水テープの剥がし方
上記項目で限界を超えた吸水テープは剥がさないと有害であることを解説しました。しかし交換するのは良いとして、吸水テープをきれいに剥がすにはどうしたらよいか悩むと思います。
もしテープの跡は残ったりすると、そこからカビなどが発生するかもしれませんので、なんとかきれいに剥がしたいと考えるでしょう。
そこで跡が残らない吸水テープの剥がし方を紹介します。
1. シールはがしスプレーを使用する
百均などで売っているシールはがしスプレーを吹き付けて剥がす方法です。手に入りやすいので、簡単に剥がすことができとても便利です。
ただし貼られている吸水テープの状態によっては、スプレーで吹き付けて剥がしてもテープの跡が残る場合がありますので、その場合はプラスチックのヘラなどでテープ跡を削るように剥がしましょう。
2. 台所洗剤とお湯を使用する
家の中であるものを使用する場合は、台所洗剤とお湯を使用すると剥がせます。
洗剤を溶かしたお湯をスポンジにつけて、吸水テープを湿らせます。しばらく(10~20分程度)放置すると、きれに剥がすことができます。
ただし、この場合でもテープ跡が残る場合もありますので、残渣物はプラスチックのヘラで削るとよいでしょう。
参考文献
http://planterproshop.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
https://aizuengeinet.com/SHOP/37141.html
http://www.ketsuromado.jp/ketsuro/kyusui.html