木材は古くから建材をはじめ様々な分野で広く用いられてきた材料の一つです。日本の木材需要量は近年一定の水準を保って推移していますが、森林資源の保全が叫ばれる昨今において今後の木材の重要性はより増していくと考えられます。今回はこの木材の加工に関する代表的な展示会である日本木工機械展について紹介します。
日本木工機械展とは
日本木工機械展とは一般社団法人日本木工機械工業会が主催する展示会であり、木材加工や林業機械、木材の再利用といった分野の関連機器を取り扱う企業を出展対象としています。木工加工産業の展示会としては日本最大であり、国内メーカー、販売商社のみならず数多くの海外メーカーが出展することでも知られています。2年に1度、名古屋市での開催を基本としており、次回は2023年秋の開催を予定しています。
公式サイト: 日本木工機械展
日本木工機械展に出展するメリット
日本木工機械展は木工に関する機械類はもちろん、電動工具や刃物、物流機械や計測機器、ソフトウェアに至るまで出展対象が幅広く設定されているため、来場する顧客も多岐に渡ることが期待されます。また本展示会は一般顧客の来場も可能であることから、BtoBのみならずBtoC関連の製品についても出展することでメリットがあるといえるでしょう。また2021年の開催に際してはオンライン商談も可能となっており、海外メーカーも多く参加することも踏まえて、幅広い顧客に対して訴求可能な展示会です。
日本木工機械展の出展費用
日本木工機械展の出展費用のうち、出展料については出展要項に記載されています。申し込み時期、展示会場、申し込みスペース数によって価格は異なっており、一例として2021年開催時は1小間あたり\130,000~\345,000/小間となっていました。また一般社団法人日本木工機械工業会の会員は会員割引を受けることが可能です。詳細な価格については開催時期によって異なる可能性があるため、都度ご確認ください。 また出展会場によっては基本装飾や電気工事などに別途費用が必要ですので注意してください。展示会事務局を通して、指定業者に各種工事を依頼することも可能であるため、必要な場合には出展マニュアルを参照するか、主催者への確認をお願いします。
日本木工機械展を有効活用しよう
日本木工機械展は木工のみならず木材に関連する幅広い分野の企業が出展可能な展示会です。開催規模も大きく、多くの集客が見込めることから、有用な展示会といえます。さらにBtoBだけではなく一般顧客に対する訴求も可能な展示会であることから、これらの参加者を対象とする事業者は出展を検討してみてはいかがでしょうか。