ガイロープ

ガイロープとは

ガイロープとは、テントやタープを地面に固定するロープです。

張力を与えて柱や布地を斜め方向から引き、風などによる揺れを抑えます。素材はナイロンやポリエステルなどの合成繊維が一般的で、軽量ながら伸びが少なく耐候性に優れています。表面には撥水加工が施されるため、雨に濡れても乾きが早く、繊維の劣化を抑制できます。また夜間のつまずき防止のために反射材が織り込まれたものや、視認性の高い蛍光色のものもあります。

長さ調整には自在金具と呼ばれる小さなスライダーを用い、結び目を作らずに張力を微調整できます。これにより初心者でも均一に張ることができ、設営時間を短縮することが可能です。耐荷重はロープ径で決まり、直径が太いほど引張強度が高くなりますが、収納性とのバランスを考えて選定することが重要です。

ガイロープの使用用途

ガイロープは以下のような用途で使用されます。

1. レジャー・アウトドア

キャンプ場ではテントやタープの四隅を地面に打ち込んだペグと結び、風圧や雨水の重みで布地がたわむことを防ぎます。ロープを斜め45度程度に張ることで荷重を分散させ、居住空間を広く保つことが可能です。夜間の安全確保を目的に、反射材入りロープを採用する例が増えています。

2. 災害・イベント

避難所の大型シェルターや屋外ステージの支柱を安定させるために用いられます。短時間で設営と撤去が求められる現場では、金属ワイヤより軽いガイロープが作業効率を高めます。耐候性が高いため、長期間の設置でも性能が低下しにくく、補修回数を減らせます。ブルーシートやレジャーシートとガイロープを組み合わせることで、雨風をしのぐための屋根や壁を即席で作ることも可能です。

3. 園芸

防鳥ネットを固定したり、庭木を支柱に誘引したりする際に使用する場合があります。ロープ表面が柔らかいので樹皮やネットを傷つけにくく、結束バンドより再利用しやすい点が利点です。自在金具を使えば、成長に合わせて張り具合を調整でき、作業後の後始末も簡単です。