可変空気コンデンサ

可変空気コンデンサとは

可変空気コンデンサとは、電気回路の容量を調整するために使用されるコンデンサです。

ラジオのチューニングや、高周波回路の共振周波数の調整に利用されています。空気を誘電体として使い、金属製の板 (電極) を移動させることで容量を変化させることができます。コンデンサの容量は、板の面積、板間の距離、そして誘電体の誘電率によって決定されます。可変空気コンデンサでは、誘電体が空気であるため、誘電率は一定です。したがって、容量の変化は主に板の相対的な位置 (面積と距離) によって決まります。

利点としては、可変空気コンデンサは損失が非常に少ないため、高周波回路に適しています。また、物理的に容量を変更できるため、正確な調整が可能です。