焼却炉とは
焼却炉とは、廃棄物を焼却するための設備です。
主に各地域での可燃ごみの焼却処理に用いられており、規模により大型・中型・小型に分けられ、構造によってバッチ炉・連続炉に分けられます。バッチ式が人力で焼却物の投入などを行うのに対し、連続炉は投入から搬出まですべての工程を自動で行うため24時間連続して稼働することができます。
ごみの焼却処理に使われる代表的な焼却炉として、火格子 (ストーカ) 式焼却炉があります。火格子と呼ばれる格子状に組んだ火床の上を焼却物が流れ落ちながら段階的に焼却されていく形となっており、水分を飛ばす乾燥、勢いよく燃やす燃焼、燃え残りを処理する後燃焼と段階を踏んで火格子の間から灰を落としながら処理していきます。