監修:DUPLODEC株式会社
メールシーラーとは
メールシーラーとは、封筒の製作、封緘作業や圧着ハガキ、圧着DM等の製作を自動化する装置です。
封筒等の郵送物のサイズや形状に応じて適切な方法で折りたたみを行い、糊や接着剤、フィルム等を適切に塗布・貼り付けします。あらかじめ糊が塗布された用紙を加工する場合もあります。サイズや形状に合わせて正しく折り畳み、しっかり成形することが可能です。
メールシーラーの特徴は、手作業に比べてはるかに高速かつ効率的に封筒を製作することが可能な点です。大量の郵便物や文書を処理する場合でも、作業時間を大幅に短縮できます。また、高い精度で加工作業を行うことができ、一貫性のある仕上がりとなります。
メールシーラーの使用用途
メールシーラーは様々な業界や組織で使用される汎用性の高い装置です。以下はその用途一例です。
1.オフィス
オフィスでは請求書や報告書などの書類を封筒に入れて送付する必要があります。メールシーラーを使用することで、これらの書類を迅速かつ効率的に封入することが可能です。作業員の作業負荷を低減し、人件費を削減できる場合もあります。
また、キャンペーンやプロモーションのために大量の郵便物を送付する場合もあります。メールシーラーを使用することで大量の郵送物を自動的に高速封緘します。
2.印刷業
印刷業では企業や店舗からDM等の広告物の印刷・加工の発注を受け、メールシーラーを使って折り・圧着加工を行います。手軽さ、開封しやすさにより開封率アップが期待できます。
3. 行政機関
行政機関では水道料金等の公共料金の請求書発行に活用されています。公文書などの送付が日常的に行われます。封書ではなく、圧着はがきにすることで、郵便料金を抑えることができるメリットがあります。通常ハガキとは異なり、記載情報が中面に圧着されるため封書で送るのと同じように内容を隠して送ることができます。
メールシーラーの原理
メールシーラーには用紙を供給するための給紙トレイやフィーダーが備わっていることが多いです。これらによって用紙を取り込んで作業エリアに供給します。供給された封筒を折り畳み用の機構によって正確に折りたたむことで、後続の作業工程へ送られます。
封緘には、接着剤や糊を使用することが一般的です。あらかじめ糊が塗布されている用紙を使用する場合もあります。
メールシーラーの選び方
メールシーラーを選ぶ際は、以下の選定要素を考慮することが重要です。
1. 用紙サイズ・種類
用紙サイズや素材によって、適切なメールシーラーを選択する必要があります。メールシーラーによっては特定のサイズや素材にしか対応していない場合があります。そのため、使用する用紙の種類に合わせて適切な機種を選ぶことが重要です。
2. 処理速度
メールシーラーの処理速度は1時間あたりに処理できる用紙の数を示す指標です。大量の
用紙を処理する場合には高速な処理速度のメールシーラーを選択することが重要です。これにより、作業効率を向上させることができます。
3. 精度
メールシーラーの処理精度も重要な要素です。精度の高いメールシーラーを選択することで、郵送物の品質を確保し、中身を安全に保護することができます。
本記事はメールシーラーを製造・販売するDUPLODEC株式会社様に監修を頂きました。
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