エッチングガラスとは
エッチングガラスは、硝子表面にサンドブラスト処理を行い、さらに、フッ素加工を施したガラスです。以前より、薬品等で腐食させるといった方法で、ガラス表面に彫刻を施したエッチングガラスが製作されてきましたが、近年では、サンドブラスト技法が開発され、大きく発展しました。
エッチングガラスは、均一に吹き付けることで不透明感を持たせる『すり加工』、吹き付けを徐々に弱くしていく『ぼかし加工』、彫りの深さに差を付ける『段彫り加工』といった加工方法を組み合わせることで、絵柄・文字・模様・マークなどが描かれます。
エッチングガラスは、彫りの深さに変化を付けることで、微妙な陰影を作り出すことができ、芸術性の高いガラスとなります。また、エッチング部分への着色も容易にできることから、バラエティーに富んだインテリアとなっています。
エッチングガラスの使用用途
エッチングガラスは、一般家屋の室内ドアや玄関、鏡、窓など、様々なスペースにおいて、装飾として使用されています。
また、一般家屋以外では、ブランドショップ・ブティック・美容室などのインテリアとして利用される他に、クラブ・バー・カフェ・レストラン等の飲食店など、上質なイメージを出したい店舗にも幅広く用いられています。さらに、エッチングガラスによる装飾は、上品で高級感のある雰囲気を作り出すため、ホテルや結婚式場のエントランス・ロビー等にも使用されています。
エッチングガラスは、建築物だけでなく、ワイングラスや携帯ストラップ等といった小さな物への加工にも用いられていることがあります。