モーションボードとは
モーションボードとは、企業におけるデータを統合して管理し、集計や分析の結果をグラフや表で可視化できる情報基盤のことです。
企業における様々な情報源に直接アクセスしてつなぎ、異なるシステムに分散して蓄積されたデータや情報を収集します。一元化して管理することができるビジネス・インテリジェンスツールのダッシュボードです。
必要な情報源に迅速にアクセスすることで、全社的にリアルタイムにデータを利用できます。刻一刻と変化する事業を取り巻く環境にも素早く対応できます。あらゆるデータや情報を可視化して、分析や活用することが可能です。
モーションボードの使用用途
モーションボードは、情報基盤を必要とする多くの企業で使用されています。様々な部門を抱え、異なるシステムを複数稼働しているような企業では、データや情報を一元管理することは困難です。そのため、モーションボードを特に有効活用することができます。
IoT機器からの検知データも管理することができるモーションボードでは、機械や従業員の稼働状況を即時に把握して管理したい場合にもとても有用です。収集したデータを可視化することによって、事業の状態を直観的に把握することができ、改善点や潜在リスクをいち早く認識することができます。
モーションボードの原理
モーションボードの仕組みは、次のような工程から成り立っています。
- まず第一に、企業が保持している複数の情報源に対して個々に接続器を開発します。この接続器によって、各システム内に蓄積されている個別のデータに対してアクセスします。
- 次に、各システムのデータベースから取得した個別のデータを集計します。これらのデータを一元化し、て単一の仮想データに統合します。
- 最後に、統合されたこれらの仮想データを元に、アプリケーションによって、可視化や分析を行います。開発されたアプリケーションによって、使用できるツールが異なります。
工程を繰り返すことで、リアルタイムのデータにアクセスし、常に新しい情報へアップデートします。
参考文献
https://www.scsk.jp/product/common/motionboard/index.html
https://www.hitachi-solutions.co.jp/drsum-motionboard/
https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/dwh/bi-tool/motionboard/
https://www.scsk.jp/sp/mwbi/products/motionboard.html