ポジションインジケーター

ポジションインジケーターとは

ポジションインジケータとは、機械の部品であるワークの移動量を計測して計数で表示することで、ユーザーが容易に位置の測定をできる機械要素部品です。

回転軸に取り付けて使用することで、実際の送り量を確認できます。デジタルで表示するポジションインジケータもあります。デジタル表示にすることにより、細かい位置の調整が可能です。また、読み取りにおいても、作業者の感覚による従来の誤差や、調整のずれをなくしたりすることができ、作業の改善に貢献しています。

ポジションインジケーターの使用用途

ポジションインジケータは、機械の位置調整に適しています。包装や梱包を行う機械など、ワークを正しい幅や位置に調整するときに用いられています。

装置に直接接触するため、使用環境の影響を大きく受けます。そのため、取り付けハブの部分に用いられる材質によって、使用用途を以下の二種類に大きく分類することができます。

  • スチール
    一般的な環境で使用する場合に用いられ、様々な分野で幅広く多岐にわたって使用されます。例えば、工作機械や装置などで使われています。
  • ステンレス
    錆や腐食に強いため、水や薬品などへの耐性や衛生などが重視される特殊な環境で用いられます。例えば、食品や薬品を扱う機械や装置などで使用されています。

ポジションインジケーターの原理

ポジションインジケータは、送りねじや送り回転軸に取り付けることによって、軸の回転を利用し、ワーク部分の送り量を計算します。

ハブが一回転したときの表示と、送り回転軸のピッチを合わせることで、送り回転軸が実際の送り量を確認できます。送り量の把握により、精密な調整や、作業状況を的確に把握ができます。

参考文献
https://www.nbk1560.com/resources/machine_element/article/indicator-about/
http://konishi-mfg.com/goods/indi/gn2.php
https://www.imao.co.jp/introduce/digital-position-indicator.html
https://www.nbk1560.com/resources/machine_element/article/indicator-about/?SelectedLanguage=ja-JP
https://jp.misumi-ec.com/pdf/fa/09_p1_0689.pdf

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